街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・クラスノヤルスク動物園の2頭の伊達男たち ~ 華麗なる独身生活を謳歌?

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セードフ司令官 Photo (C) Красноярский зоопарк

ロシア・西シベリアの都市クラスノヤルスクの動物園で暮らすセードフ(10歳)とフェリックス(6歳)の雄の2頭こそ男盛りに入り元気一杯のホッキョクグマの典型です。パートナーのいない気楽さなのか、それとも若さで暇をもてあましているのか、この2頭は来園者の反応を惹こうといろいろなことをやっているようです。
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23日付けのノーボスチ通信の報道によりますと、そういったクラスノヤルスク動物園で来園者の投票によって、動物園で最も美しい動物である「2011年ミスター動物園」を選考するという催しがあったそうです。その投票の結果、他の動物を大きく引き離して見事に「2011年ミスター動物園」に選ばれたのがセードフだったのでした。このセードフは、サンクトペテルブルクでウスラーダとメンシコフの間に2002年に生まれた三つ子の1頭です。この三つ子については以前にも御紹介しています。カイ(仙台)とロッシー(静岡)のお兄さんにあたるわけです。セードフ(またはセドフ)というのは帝政ロシア時代の北極探検家の名前からとられたわけです。地元の人々はこのホッキョクグマのセードフについてわざわざ「司令官セードフ(Командор Седов)閣下」と呼んでいるようで、なんだかほほえましく感じます。

もう1頭の雄は野生出身の6歳でフェリックスという名前です。彼も「司令官セードフ閣下」に負けず劣らずの人気者のようです。彼はあのロッシーに似たところがあるようで、お客さんが来ているのを目にすると飼育場の端にあるプールに思い切りはずみをつけて飛び込み、お客さんに水をかけるという荒っぽい歓迎をするのが得意のようです。このページを開いていただくとロシアのPrima TVのニュース番組(下でも見ることができます)でフェリックスがお客さんをどのように歓迎するかがよくわかります。



いやあ、これは凄いものですね! ネット上にもこのフェリックスの「歓迎」が動画でアップされていますので以下もご覧下さい。



さて、このセードフとフェリックスの雄2頭ですが現在まだパートナーがいません。 考えうるのは、この直前に投稿したタイミール半島で保護されて現在同じクラスノヤルスク動物園で飼育されている雌の双子(オーロラ、ヴィクトリア)のどちらかを将来的にパートナーとするということなのですが(1頭は2~3年後にカザン行きが決まっています)、この双子が繁殖可能となるまであと4~5年かかるわけで、それまでこの雄の2頭は華麗な独身生活を謳歌するのかもしれません。 

(資料)
РИА НОВОСТИ (Feb.23 2011)
Лента.Ру (Feb.23 2011)
ТРК Прима-ТВ (Apr. 16 2010)
News Pad (Sep.11 2011)
(過去関連投稿)
ロシア・クラスノヤルスク動物園のプール開き
仙台・八木山動物公園のカイのロシア時代の写真
最近のロシアとオランダでの三つ子の出産例 ~ ウスラーダとフギースの健闘
ロシア・クラスノヤルスク動物園の2頭の赤ちゃん孤児、同市に留まり同居の継続が決定!
by polarbearmaniac | 2011-02-25 09:00 | Polarbearology

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