街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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中国のマスコミ、札幌・円山動物園のララ親子を一斉に報じる

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ララ親子 (2011年5月15日撮影 於 札幌・円山動物園)

「日本北海道札幌圆山动物园去年底诞生了一只小北极熊,目前它已满半岁,但仍未取名,不过,这不妨碍模样可爱的它成为动物园的“人气明星”。(中略) 现在,它是动物园内最有人气的“小明星”。」

中国のマスコミが本日になって台湾の联合新闻网からの配信として札幌・円山動物園のララ親子について一斉に報じています(下の資料にその一部をリンクしておきました)。円山動物園の人気者となった生後半年のララ(”拉拉”)の赤ちゃんですが、その可愛い姿によって動物園のスター(“明星”)となったと報じています。お母さんは赤ちゃんの面倒を見ていて、毎月2キロ体重が増加していると報じていますね(まあこれは、やや不正確でしょう)。円山動物園の獣医さんの言葉として、母親に育てられたホッキョクグマは免疫力があるとも報じています。これは以前から言われていたことで、ホッキョクグマの赤ちゃんが母親から母乳で育てられたか、それとも人工哺育であるかによって赤ちゃんの免疫力に差があるということは欧米でも指摘され続けていますし、それは事実でしょう。

ちょっと気になったのは、園長さんがインタビューに対する答えとして今年世界で合計10頭の赤ちゃんが自然繁殖でお目見えしたと語っていますが(“今年全世界才出现10例成功繁殖北极熊的例子,且都是自然繁殖”)、自然繁殖としては8頭が正解だと思われます〔ドイツ2頭、オランダ3頭、デンマーク1頭、ベルギー1頭、日本1頭〕。10頭というのは中国・大連で先日一般公開された双子を入れてだと思いますが、この大連の双子は人工哺育です。些細なことなのでどうでもいいことなのですが、世界の動物園その他の施設で昨年暮れまたは今年初頭に誕生したホッキョクグマの赤ちゃん、既知の8頭以外に私が知らない見落としでもあるでしょうか? まあいずれにせよ飼育下におけるホッキョクグマの繁殖は極めてハードルが高いという事実に変わりはありません。 以下は台湾で既に報道されているTVニュースでのララ親子の映像です。なかなか素晴らしいシーンを紹介していますね。ララの赤ちゃん、お母さんに大反撃というシーンもあります。



先日オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園に行った際にそこで現地のホッキョクグマファンの方々と話しましたが、皆さん札幌でホッキョクグマの赤ちゃんが生まれていたことを知りませんでした。 日本のホッキョクグマのことは海外でもっと報道されるべきでしょう。

(*注)中国のマスコミの写真がやや不鮮明でしたので私の撮ったものを冒頭に載せました。

(資料)
中国新闻网 (Jun.14 2011)
中工网 (Jun.14 2011)
国际新闻 (Jun.14 2011)
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イコロの姿が世界に配信!
by polarbearmaniac | 2011-06-14 19:00 | Polarbearology

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