街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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理念無き商業娯楽施設でのフロッケとラスプーチンの存在

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ラスプーチンは天真爛漫は魅力的な男に感じられる。

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フロッケは、その人工哺育での生育を感じさせないようにも見える。ラスプーチンという素晴らしいパートナーを得て人工哺育での生育という、将来の繁殖におけるハンディキャップを克服できるかもしれないという期待すら抱かせることを否定するものではない。

ただしかしこのマリンランドに来ていると、あのデンマークのオールボー動物園がしきりに懐かしくなる。このマリンランドとは多くの点において雲泥の差を感じさせる。このマリンランドは、その商業娯楽施設という性格から、そこに理念・哲学というものを読み取ることはできない。ホッキョクグマの飼育・展示施設だけとれば、確かになかなかなものだと思うが、問題はそこに集う、俗に「子連れ」という人々の存在の質の低さである。オールボー動物園における家族連れと、このマリンランドにおける家族連れを比較すれば、このマリンランドの家族連れは所詮、休暇、レジャーの一つとして非日常的な体験を娯楽にだけ求めている人々である。一方、オールボー動物園に日曜日に来ていた人々は、休日であってもあくまで動物園は日常の延長である。フロッケにもラスプーチンにも同情の念を禁じ得ない。スピーカーが流す音楽がストレスにならないといえば、それは全く嘘になるだろう。彼らの繁殖を期待したいが、それは至難の業と思われる。

この施設のホッキョクグマ展示場は写真撮影には手ごわいものだ。右側の水槽の水位は人の背丈よりも高いため、水に入っていないホッキョクグマを撮影しようとすれば後方のステージから撮ることになってしまう。

いずれにせよ、ここには観光シーズンではない時期にもう一度来てみることにしたい。 1時間ここにいたが、それ以上いる気にはなれなかった。
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次にピカソ美術館に向かうこととした。

Nikon D7000
AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II

(Jul.22 2011 @南フランス・アンティーブ、マリンランド)

(追記 - Jul.23 2011)  この旅行ではこれで当初の目的であった8頭のホッキョクグマ(アウゴ、メーリク、ミラク、ヴィクトリア、ボリス、ノエル、フロッケ、ラスプーチン)ニ全て会うごとができました。ですので、これ以降の旅行期間中はホッキョクグマネタの投稿は、大きなニュース(訃報、その他)でもない限りありませんのでこのブログはお休みとなります。ホッキョクグマに関しては再来週の8月1日頃から再び御訪問いただければ幸いです。このブログは、しばらくの間は延々とコートダジュールでの旅日記での更新が続きますので、ご興味のある方のみ御訪問下さい。 
by polarbearmaniac | 2011-07-23 06:45 | 異国旅日記

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