街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア極東、ハバロフスク動物園でのゴシの 「来園者襲撃」事件の続報 ~ 自業自得の規則違反者

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事件後、元気のないゴシ Photo(C)AmurMedia.ru / Юлия Пушкина

ロシア極東・沿海州のハバロフスク動物園で一人の中年女性がホッキョクグマのゴシに指を噛み切られた件については23日付で投稿しています。 この事件を当初報じたのはコムソモリスカヤ・ブラウダ紙だけでしたが、とうとうロシア中のマスコミがこの事件について一斉に報道を始めました。 事件の当事者であったゴシは可哀想にこの事件のあとすっかり元気がなくなって怯えたような状態になっているそうです。 動物園のスタッフによってプールの水は一日おきに交換してもらっているそうですが、この事件のあとにゴシが寝室に入らなくなってしまったために飼育員さんはプールの水の交換ができなくなっているそうです。

今回の事件の問題の女性は60歳で、この地方のサナトリウムからグループでこの動物園を訪れたそうで、このグループのリーダーは動物園で守るべき規則を説明し、そして決して動物には食べ物を与えないように参加者に注意を行っていたそうです。 そして、この女性がホッキョクグマに接近しようとしたときにリーダーは彼女に何度も止めるように警告したにもかかわらず彼女は度重なる警告を無視してフェンスを越えてゴシに接近しビスケットを与え始めたそうです。 それでこの事件が起きたというのが事実のようです。下の写真で見るように、”осторожно”(注意)とか “не кормить”(餌やり禁止)と明確に書いてあります。 これだけはっきりと表示されていれば、もう今回の件で動物園に責任があるなどということは到底言えません。
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Photo(C)AmurMedia.ru / Юлия Пушкина

今回の事件に関してハバロフスクの地元のTV局のニュース番組の映像(下)を見つけました。 これで見ますとこの中年女性の失った指は2本のようです。 この中年女性は入院している病院のベッドの上でインタビューに答えて「ホッキョクグマが前脚をバーから伸ばしてきて自分の腕を押さえた。」というような弁解じみた言い方をしていますが、前回23日付の投稿の冒頭の写真で見る限り、この格子はホッキョクグマが前脚を外に出せるほどの間隔がありません。 入れられるのは人間の腕だけです。 事実は間違いなく、この中年女性が自分で自分の腕を中に入れたということに他なりません。 この中年女性はインタビューで口から出まかせの言い訳をしているだけですね。 ありとあらゆる点で責任は全てこの中年女性本人にあることを明確に示しています。 この中年女性が指を2本失ったことは自業自得でしょう。



今回の件でゴシになにかの「罰」が与えられるのではないかと恐れている地元の方がいるようです。 「罰」となればそれはゴシの安楽死を意味するでしょう。 その可能性はあるかもしれません。 しかし決してそんなことをさせてはなりません。 ハバロフスク動物園にもゴシにも一点の責任もないからです。

(資料)
AmurMedia.ru (May.24 2012 - Медведь Гоша, откусивший посетительнице зоосада Хабаровска пальцы, сильно напуган)
РИА Новости (May.24 2012 - Белый медведь откусил пальцы посетительнице зоосада в Хабаровске)
Аргументы.ру (May.24 2012 - Белый медведь побрезговал сухарями, съел сразу руку)
Интерфакс – Россия (May.24 2012 - Белый медведь откусил хабаровчанке два пальца)

(過去関連投稿)
ロシア極東・沿海州、ハバロフスク動物園のゴシ ~ 氷上サーカスを去り動物園を安住の地に
ロシア極東、ハバロフスク動物園のゴシ、身勝手な来園者の指を噛み切る! ~ 後を絶たぬ来園者の規則違反
by polarbearmaniac | 2012-05-25 01:00 | Polarbearology

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