街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンが同地域を襲った洪水で飼育場から一時逃亡!

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バーリン Photo(C)Lake Superior Zoo

まさかと思う事件が起こりました。 アメリカ・ミネシタ州ダルース(Duluth)のスペリオル湖動物園(Lake Superior Zoo)については以前の投稿でご紹介したことがありました(「アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンのお誕生会 ~ 個体の死因追及について」)。 昨日の水曜日にミネソタ州北部を襲った豪雨のため大変な被害が出ています。 ダルース市には洪水が発生し多くの住宅地では住民が避難しているそうです。
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Photo(C)AP

この豪雨はスペリオル湖動物園のあるエリアをとりわけ大きな規模で襲ったそうで、同動物園のホッキョクグマ舎付近は洪水となり、飼育されている22歳の雌のホッキョクグマであるバーリンがホッキョクグマ舎の飼育場を囲んでいる岩場を越えて飼育場を脱出したとのこと。 幸い彼女は遠くに逃げるということはなかったため動物園スタッフの獣医さんが麻酔銃を発射してバーリンを眠らせ園内の安全な避難所に収容したとのことです。 (*追記 - バーリンは同じミネソタ周セントポールのコモ動物園に「一時疎開」で送られたようです。)  この園内を襲った洪水のため少なくとも14頭もの動物たちが犠牲になったそうです。 動物園のスタッフは犠牲になった動物たちのことについて心を痛めているとのこと。 この下の映像はABCの伝える洪水に見舞われた動物園内のニュース映像です。



亡くなった何頭かの動物たちは本当に可哀そうなことですが、猛獣であるホッキョクグマのバーリンが遠くに逃亡しなくて本当によかったです。 場合によっては警官によって射殺されてしまう可能性もあったわけですが、少なくとも動物園内のエリアに留まっていたところを発見されたのは幸運でした。 以下の映像は今回の豪雨と洪水に関する地元の報道です。



動物園の危機管理というテーマで考えれば洪水というケースは相当対応が難しいですね。 もし飼育されている動物たちが逃亡した場合、なんとしても園内で捕獲するということをしなければいけません。事態が発生した場合の迅速な対応が重要だということに尽きるのではないでしょうか。 この下の映像は今回ホッキョクグマ舎を一時的に脱出したバーリンの映像で、雪の上で遊んでいる映像です。



(資料)
ABC News (Jun.20 2012 - Polar Bear Escapes Zoo Exhibit During Minnesota Flood)
Reuters (Jun.20 2012 - Minnesota city flood kills zoo animals, bear escapes)
USA Today (Jun.20 2012 - Floods swamp Duluth, Minn.)
Los Angeles Times (Jun.20 2012 - Zoo's polar bear escapes, seals 'washed away' in Duluth flooding)
CBS News (Jun.20 2012 - People, animals flee floods in NE Minnesota city)
The Guardian (Jun.20 2012 - Zoo animals perish as heavy Minnesota rains cause severe flash floods)

(過去関連投稿)
アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンのお誕生会 ~ 個体の死因追及について
by polarbearmaniac | 2012-06-21 11:00 | Polarbearology

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