街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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中国・天津市の天津海昌極地海洋世界で誕生したホッキョクグマの人工哺育の双子の赤ちゃんが一般公開

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Photo(C)天津海昌極地海洋世界

中国・天津市の天津海昌極地海洋世界で今年の3月5日に誕生し人工哺育で育てられているホッキョクグマの雌の双子の赤ちゃんについては先日もご紹介しています(過去関連投稿参照)。 この双子の赤ちゃんですがとうとう30日にセレモニーが行われたあと一般公開が開始されたそうです。 この双子の赤ちゃんはまだ名前がないのですが、これからの一般公募で名前が決まるようですね。
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Photo(C)新民网

報道のインタビューの中でこの天津海昌極地海洋世界の社長さんは、これからもホッキョクグマその他の動物たちの施設を新設・改良して集客につなげたいという趣旨のことを言っていますが、いかにも中国らしい話です。 ホッキョクグマの繁殖も「種の保存」という観点からではなく、この施設に人を集めるための手段以外の何物でもないと割り切っているようです。 そのためには人工哺育であろうが何であろうが大した問題ではないということなのでしょう。 この社長さんはインタビューでもなかなか多弁ですが、私の知りたい今回のあまりにも不自然な人工哺育の経緯に関する詳細の情報は語っていません。 人工授精が行われたのかということも明確な情報は語っていません。彼ら(中国の関係者)の言うところの「人工繁殖」というものは「自然繁殖」に対する「人工哺育」を意味するのが、それとも「人工授精」を意味するのか、あるいは通常で使われている意味とまったく異なる概念で言っているのかも明確ではありません。 そういうことは中国では重要なことではないということなのでしょう。
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今回の双子の血統上の両親だとされている雄の白龙と雌の欢欢
Photo(C)天津海昌極地海洋世界

それから一つおもしろいことが報じられていました。 それは、この人工哺育された双子の血統上の両親である雄の白龙と雌の欢欢を今回の双子の赤ちゃんと檻越しに対面させたそうです。 どういう反応があったかについては報じられていないようです。 ともかく、中国で人工哺育されたホッキョクグマの赤ちゃんについては我々の知り得ない事情が働いているように思います。 中国におけるホッキョクグマの「人工繁殖」は、まさにブラックボックスそのものです。
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Photo(C)天津海昌極地海洋世界

(資料)
人民网天津视窗 (Jun.30 2012)
天津网 (Jun.30 2012)

(過去関連投稿)
中国・天津市の天津海昌極地海洋世界でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
中国・天津市の極地海洋世界の赤ちゃんと大連市の極地海洋館の赤ちゃんとの奇妙な外形上の類似点

(*以下、中国の疑惑のホッキョクグマ関連)
中国・大連、老虎灘海洋公園の極地海洋館でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
中国における「異形のホッキョクグマ」の存在
中国・大連のホッキョクグマの赤ちゃん順調な生育で一般公開へ
中国・大連、極地海洋館の双子の赤ちゃんの最新の写真 ~ 9月に武漢の新施設へ移動決定
中国・大連、極地海洋館の双子ちゃん、やはり「異形のホッキョクグマ」への道を歩む ~ 遺伝子操作か?
中国・大連のホッキョクグマの双子、天津の施設へ移動 ~ 異形の乐乐、静静そして淘淘のこと
中国・大連、老虎灘海洋公園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ また繰り返される不可解な人工哺育
中国・大連で人工哺育の淘淘、乐乐、静静の出生の謎を追う ~ 「異形」 は先天的なのか?
中国・山東省、烟台市の蓬莱海洋極地世界でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界で誕生した赤ちゃん、安定した状態で春節を迎える
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界で誕生の赤ちゃんが元気に生後50日目へ ~ 「疑惑」 はあるのか?
by polarbearmaniac | 2012-07-01 19:00 | Polarbearology

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