街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ、スペリオル湖動物園のバーリン、避難先のコモ動物園の展示場 ("Polar Bear Odyssey") に登場

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コモ動物園でのバーリン Photo(C) Pioneer Press/Ben Garvin

アメリカ・ミネシタ州ダルースのスペリオル湖動物園で飼育されていた22歳の雌のホッキョクグマであるバーリンが、おりしも同地方を襲った集中豪雨のために展示場を一時脱出したものの麻酔銃によって捕獲され、同じミネソタ州セントポールのコモ動物園(Como Park Zoo & Conservatory)に「一時疎開」している件についてはすでに2回にわたって投稿しています(過去関連投稿参照)。
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コモ動物園でのバーリン、バズ、ニールの3頭 
Photo(C)Como Park Zoo & Conservatory

このバーリンですが、コモ動物園での30日間の検疫期間が終了し、元気にコモ動物園の展示場に姿を現したことを地元の報道が伝えています。 このバーリンがいつ故郷のダルースのスペリオル湖動物園に戻れるかは未定だそうです。 スペリオル湖動物園はなんとか営業を再開したものの被害の爪痕は大きく、またホッキョクグマ展示場の改修・整備も課題となっています。 バーリンが果たして本当に近い将来スペリオル湖動物園に戻ってこられるのかについてダルースでは悲観的な見方をする人もいるそうで、当分はバーリンがコモ動物園に留まることになりそうです。 というのも、このバーリンの疎開先のコモ動物園のホッキョクグマ展示場は2年ほど前に完成した新しい施設 ("Polar Bear Odyssey") であり、バーリンがこの施設の他の2頭の雄のホッキョクグマ(バズとニール)と共に暮らすに十分な環境に恵まれているという事情があるからです。 下の映像はこのコモ動物園の新展示場 ("Polar Bear Odyssey")でのバズとニールの様子です。



この下の映像はこの "Polar Bear Odyssey"のオープニングの時の映像です。 総工費1500万ドルをかけて2年を費やして完成した展示場とのことです。 



典型的な最近の欧米の新施設という感じがします。 啓蒙的、教育的要素も十分であるように見えます。 スペリオル湖動物園も、よほどちゃんとし施設を整備しませんと本当にバーリンを取り戻すことができなくなるかもしれません。
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コモ動物園でのバーリン Photo(C)KSTP

(資料)
Duluth News Tribune (Aug.15 2012 - Polar bear Berlin's back in the public eye in St. Paul)
AP (Aug.14 2012 - Duluth's polar bear on display at Como Zoo)
Pioneer Press (Aug.14 2012 - Como Zoo: Duluth's polar bear out in public now)
CBC Minnesota (Aug.14 2012 - Duluth Polar Bear Now On Display At Como Zoo)
KSTP.com (Aug.14 2012 – Polar Bear from Lake Superior Zoo Joins Como Zoo Exhibit)
Northland's NewsCenter (Aug.14 2012 - Berlin the Polar Bear Now on Display at the Como Zoo)
MinnPost Aug.14 2012 - Duluth polar bear rescued from flood goes on public display at Como Zoo)
Minnesota Public Radio (Jun.30 2010 - Como Zoo's new polar bear exhibit opens today)

(過去関連投稿)
アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンのお誕生会 ~ 個体の死因追及について
アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンが同地域を襲った洪水で飼育場から一時逃亡!
アメリカ・ミネソタ州スペリオル湖動物園のバーリンが洪水からの一時避難のためコモ動物園に収容
by polarbearmaniac | 2012-08-15 18:30 | Polarbearology

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