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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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ベルギー ・ エワイユ、原生サファリパークの二歳になるカニックの成長  ~   貴重な雌のパートナーは?

ベルギー ・ エワイユ、原生サファリパークの二歳になるカニックの成長  ~   貴重な雌のパートナーは?_a0151913_145769.jpg
カニック (2011年6月) Photo(C)Les zoos d’europe

ベルギーのアルデンヌ地方のエワイユにある原生サファリパーク (Monde Sauvage d’Aywaille) で2010年11月25日に誕生した雌のカニックについては誕生の事実とその後の戸外登場について投稿したことがありましたが(過去関連投稿)、その後についてほとんどご紹介していなかったと思います。 このカニックは帯広のアイラと同じ年齢ですので本来は彼女についてもっとここで投稿していなくてはならなかったわけですが、実はそれほど多くの情報があったわけではありません。 それはこの原生サファリパーク自体が必ずしも情報の発信にそれほど積極的ではなかったということも一因です。 映像でカニックの成長を追ってみましょう。

まず以下は2011年4月の映像で、カニックがブランシュお母さんと一緒に戸外に初登場した直後の時期のものです。


Ours blanc Monde Sauvage Qannik avril 2011 投稿者 ZARACHAT

次は2011年9月のものです。カニックのいろいろな姿を見ることができます。



次は今年2012年5月の映像でカニックは一歳半になっています。







次に今年2012年の8月の映像で、カニックはボール遊びをしていますが遠くに映っているのは不満ですね。



さて、こうしてまもなく二歳になる雌のカニックですが彼女が今後どの動物園に移動することになるかに注目すべきでしょう。 上野動物園にやってきたデアが生まれたイタリア・ファザーノのサファリ動物園は欧州におけるEAZA 加盟の施設ではなかったためにデアは欧州域外に出ることが可能だったわけですが、それと同じような経営形態と展示内容を行うベルギーの原生サファリパークはEAZA加盟の施設です。 ということは、このカニックは欧州の繁殖計画(EEP)の枠内に組み入れられていると考えられ、よって欧州域外に出る可能性はまずないと言ってよいでしょう。 欧州にはこのカニックの同年齢、もしくは少し上の年齢でパートナーが決まっていない雄の個体が何頭もいるわけで、はたしてカニックがどの個体のパートナーになるのかは興味津々で見守りたいと思います。

(資料)
Le Monde Sauvage d'Aywaille (Le ours polaires du Monde Sauvage)

(過去関連投稿)
ベルギー・アルデンヌ地方、エワイユの原生サファリパークでホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ベルギー・原生サファリパークのホッキョクグマの赤ちゃんの誕生直後の画像
ベルギー・アルデンヌ地方、エワイユの原生サファリパークの赤ちゃん、とうとう戸外へ!
2010年暮れ誕生、世界のホッキョクグマの赤ちゃんの戸外登場初日の映像(総まとめ)
ベルギー・エワイユ、原生サファリパークのブランシュお母さんとカニックの映像
by polarbearmaniac | 2012-10-23 17:00 | Polarbearology

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