街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園のフギースお母さんの双子の名前が、 「ルカ」 と 「リン」 と判明

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フギースお母さんとルカ (Luka) と、リン (Lynn) の双子
Photo : facebook/IJsberen - Polarbears

オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園で昨年の12月1日にフギースお母さんから誕生した双子については今まで何度かその姿をご紹介してきましたし私も昨年3月に現地からレポートしています。 この双子の名前ですがアウヴェハンス動物園としては公式に発表していなかったものの、いくつかの情報からこの双子の名前が判明しました。 雄がルカ (Luka/Luca)、雌はリン (Lynn) という名前になったそうです。 この雄のルカですが、以前にも書きましたが – a で終わる名前は欧米の言語感覚では女性名詞、すなわち雌を意味することが大部分なのですが、今回つけられた Luka (or Luca) と言う名前は例外的に男性の名前です。 新約聖書の「ルカ福音書」を書いた人物は男性のルカであることからも、このルカは男性(雄)を示しています。 やはり私の睨んだ通り、雄と雌の双子だったようです。 最後にご紹介するExplorer.org のサイトにも、

Twin cubs Luka and Lynn romp and play in their tundra exhibit at the Ouwehand Zoo in Rhenen, Netherlands, watched by
Huggies, their attentive mother.


と述べられています。

このアウヴェハンス動物園というのはホッキョクグマの赤ちゃんの名前の命名をHPなどで告知することがないという奇妙な動物園です。 2010年の11月24日にフリーダムお母さんから生まれた双子のシークーとセシも今回のように命名決定の告知がなかったわけでした。 しかしこの動物園、特にホッキョクグマ展示場には熱心な地元ファンが一眼レフカメラを持って何人もいて、撮った写真やら映像をネット上にアップしています。 私もそういったファンの方々と現地で話したことがあります。 こういう地元ファンからいつのまにか赤ちゃんの名前が伝わってくる...そういうことなのですね。

ここで最近のアウヴェハンス動物園のホッキョクグマの様子を見てみましょう。 まずこの下の映像はフギースお母さんとルカとリンの双子と、フリーダムお母さんと息子のシークーが同じ展示場で同居して何かを食べている映像です。 このフリーダムお母さんはフギースお母さんの娘ですのでなんと三世代同居というになります。実にうらやましい光景です。 先週末に撮られた映像のようです。



次の映像はフギースお母さんとルカとリンの双子、そしてフリーダムお母さんとシークーとセシの双子、合計6頭の映像です。 セシはこの映像が撮影された後にスウェーデンのオルサ・グレンクリットのベアパークに移動しています。 それにしても実に驚くべき映像です。 フギースとフリーダムという2頭のお母さんはこうして同じ場所に自分の子供ではないホッキョクグマがいるにもかわわらずあまり気にしていないように見えます。 フギースお母さんはフリーダムが自分の娘であることを知っているため、こうして自分の子供たちと自分の娘であるフリーダムの子供たちが同居することに寛容なのでしょうか?  それよりもまず、フギースお母さんはフリーダムが自分の娘であることを果たして認識しているのでしょうか?  ホッキョクグマの性格もあるでしょうが、ララだったら非常に警戒して絶対にこういうことはしないでしょう。 それから下の映像にはフギースとフリーダムのパートナーであるヴィクトルも映っていますが、さすがに彼は雄ですから一頭で暮らしています。 フリーダムの父親は、ちろんこのヴィクトルではありません。 ですから、フリーダムとルカとリンの双子は兄弟姉妹でたあっても父親違いということになります。



このレネンのアウヴェハンス動物園のホッキョクグマ展示場にはライブカメラが設置されています。 あのスカンジナヴィア野生動物公園で人工哺育されているシークーのライブ映像を配信しているのと同じ Explorer.org による営倉です。 是非こちらをクリックしてみて下さい。 実に素晴らしい映像でこの動物園の様子を伝えています。 このライブ映像は毎週水曜日から日曜日までの現地時間の10時から16時までの間が見るのには適した時間のようです。(日本時間マイナス8時間がオランダの時間です。)

このオランダ・レネンのアウヴェハンス動物園には私は2回訪問しましたが、ホッキョクグマファンにとっては欧州におけるパラダイスのような存在だと感じます。 モスクワ動物園とレネンのアウヴェハンス動物園、この2つはホッキョクグマファンにとっては天国のような場所です。

(資料)
Explorer.org (polar bears: ouwehand cam)

(過去関連投稿)
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園でのフギースの今回の出産を過去のデータと比較する
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園で誕生の赤ちゃん、順調に3週間目へ
オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園で誕生の2頭の赤ちゃん、順調に生後8週間が経過
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園で誕生の2頭の赤ちゃんが遂に戸外へ
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園の2頭の赤ちゃんのその後の映像
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園の2頭の赤ちゃんの水に親しみ始めた映像
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園での三世代同居の試み

*以下、2回目の訪問 (2012年) の現地レポート
レネン、アウヴェハンス動物園でホッキョクグマたちに御挨拶
アウヴェハンス動物園のフギースお母さんの双子の性格
フギースお母さんの性格と子育て
*以下、1回目の訪問 (2011年) の現地レポート
遂にレネン、アウヴェハンス動物園に到着!
シークーとセシ、その伸びやかさと無邪気さの大きな魅力
フリーダムを称える
by polarbearmaniac | 2012-11-21 22:30 | Polarbearology

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