街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

中国・四川省、成都動物園の加加、惜しまれつつ逝く

a0151913_0131483.jpg
加加 Photo(C)新浪公司

ホッキョクグマの赤ちゃん誕生のニュースばかり追いかけているうちに訃報を見落としていました。 昨年2012年11月13日に中国・四川省の成都動物園で飼育されていた24歳の雄のホッキョクグマである加加がひっそりと亡くなったそうです。

その日の午前中、加加は7~8キロの食事を食べたものの、そのあとに嘔吐症状があり非常に疲れた様子でプールの脇に横たわっていたそうですが16時半頃に急にプールに飛び込んでなんとか泳ごうとしていたそうです。 しかし10分もたたないうちにプールから上がり、また横になったそうですが、だんだんと体の動きが無くなっていったとのこと。 飼育員さんが異変に気が付いて至急獣医さんを呼んだそうです。 「加加!、加加!」と飼育員さんは必死の思いで呼びかけ続けましたが17時20分に加加は息を引き取ってしまいました。 加加の最後の瞼の視線は23年間も自分の面倒を見てくれた飼育員さんの姿を映しつつ加加はこの世を去ったそうです。 飼育員さんは23年間も面倒を見てきた加加の亡骸を抱きしめ、その柔らかい体毛を撫でて加加との最後の思いでとしたシーンは感動的に思います。
a0151913_0132377.jpg
加加 Photo(C)新浪公司

この加加はカナダで野生孤児として保護されウィニペグ州の施設で保護されたあと1989年の12月18日からこの成都動物園で飼育されています。カナダから「親善大使」の名目で成都動物園に寄贈された個体だそうです。 繁殖の目的で一度別の動物園に短期間移動して雌のホッキョクグマと「お見合い」をしたそうですがペアリングがうまくいかず、結局この成都動物園に戻ってきたそうです。

この亡くなった加加を惜しむ声は成都の何人もの人々から寄せられています。自分が子供だったときに会ったホッキョクグマと自分の娘が会ったホッキョクグマが同じホッキョクグマであったという喜びを語る女性とか、自分が子供の時に会ったホッキョクグマが亡くなってしまったことは自分の幼年時代の思い出が失われてしまうと感じて悲しむ女性とか、いろいろな声が報道されています。 そうした声を受けて成都動物園ではこの加加の記念碑を建てることになったそうです。

謹んで加加の冥福を祈ります。

(資料)
四川新聞 (Jan. 6 2013)
四川新聞網 (Jan.6 2013)
新浪简介 (Jan.6 2013)
by polarbearmaniac | 2013-01-09 01:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ドイツ・カールスルーエ動物園..
at 2017-04-30 23:00
ロシア・ロストフ動物園のコメ..
at 2017-04-29 22:30
ドイツ・ブレーマーハーフェン..
at 2017-04-28 22:30
フィンランド・ラヌア動物園の..
at 2017-04-28 02:00
アメリカ・コロンバス動物園の..
at 2017-04-27 11:00
ロシア極東・沿海州、ハバロフ..
at 2017-04-27 00:30
チェコ・ブルノ動物園の一歳半..
at 2017-04-26 00:30
ベルリン動物園 (Zoo B..
at 2017-04-25 00:30
モスクワ動物園の二歳半の雄(..
at 2017-04-24 01:30
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-04-24 00:30

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin