街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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英BBC制作の新ドキュメンタリー“The Polar Bear Family & Me” ~ ホッキョクグマ親子の苦難の姿を追う

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ミキとルカ Photo(C)BBC

1月8日付けの投稿でイギリスBBCの制作した新しいドキュメンタリー番組である “The Polar Bear Family and Me”の一部のシーンをご紹介していますが、この3回のシリーズがイギリスで放送され、そのFull version がアップされていますのでご紹介しておきます。 “Spring”, “Summer”,” Autumn”の三編です。

カメラマンのゴードン・ブキャナン氏がノルウェーのスヴァールバル諸島でホッキョクグマの親子であるお母さんのライラと双子の赤ちゃんのミキとルカを春、夏、秋の3シーズンかけて追い続けるというストーリーです。 この親子は巣穴から姿を現すシーンから、やがてライラお母さんは食べ物を求めて双子の赤ちゃんと旅に出るわけです。 しかしこのライラお母さん、巣穴から出てきた段階では幾分元気がないようです。 BBCの他のシリーズでもすでに、こういった巣穴から登場してくる親子の映像はいくつか撮られていますが、そういった映像と比較すると今回のライラお母さんはすでに体力をかなり消耗している印象があり、動きに精彩がありません。 ブキャナン氏らのクルーは動物学者の助けをかりてこの親子に麻酔をかけて発信機を取り付けると同時に血液のサンプルを採取します。 夏に再びブキャナン氏らのクルーはこの親子に再会するのですが、ライラお母さんと一緒にいたのはミキだけであり、すでにルカの姿はありませんでした。 次に秋に再会したときにはミキを連れたライラお母さんの体は痩せ細り、海藻やプラスチックの浮きすら食べ物にするような状態だったのです。この親子が必死に生きていく様をカメラはとらえ続けます。
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ライラお母さんとミキ Photo(C)BBC

今までのBBCのホッキョクグマに関するドキュメンタリーとはやや性格を異にしているように思いました。 ちょっとやり過ぎかなというシーンもなくはありませんでした。 それはやはり前回もご紹介したあのプラスチックのキューブ・カプセルにブキャナン氏が入るシーンです。 あそこにやってきたのは別のホッキョクグマでしたのでライラ親子とは直接関係がないわけで、このシーンが全体の中で浮き上がっているようにも感じました。 幾分散漫な箇所もあるものの、全体としてはかなりの力作だと思いました。

是非ご覧いただきたく思います。 3篇合わせて3時間という大作です。

(*追記 - この映像をアップした方は多分イギリス在住の方だと思いますが、こういった映像のアップは著作権の関係でそのうちに削除されてしまうことになりますので御興味のある方は早めにご覧いただくほうがよいでしょう。)

Episode 1 - spring


Episode 2 - summer


Episode 3 – autumn


(資料)
BBC Two (The Polar Bear Family & Me – Home)
BBC Two (The Polar Bear Family & Me – Episode)

(過去関連投稿)
英BBC制作の新ドキュメンタリー “The Polar Bear Family and Me” でのホッキョクグマとの遭遇シーン
by polarbearmaniac | 2013-01-16 01:00 | Polarbearology

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