街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・コクレーンのホッキョクグマ保護施設のガヌークが発揮した「画才」

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ガヌーク Photo(C)Cochrane Polar Bear Habitat/K.Coe

カナダ・オンタリオ州、コクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村(Polar Bear Conservation and Educational Habitat and Heritage Village – Polar Bear Habitat)で飼育されているガヌークについては以前ご紹介していますので過去関連投稿をご参照下さい。 このガヌークへいろいろな訓練を行う過程のなかで飼育員さんたちは大変ユニークな試みを行った様子をマスコミが伝えています。

飼育員さんのブログに詳しいことが記されていました。 それによりますと、飼育員さんたちはガヌークが室内に戻る途中の場所に無毒性の塗料をつけておきガヌークがそこを通るときに体につくようにしておきます。 少し離れた場所に10枚から15枚ほどの画板をおいておき、そのあたりの壁にガヌークの大好物のピーナッツバターを塗っておいたそうです。 最初にこれを行ったときにガヌークは塗料やら画紙を見て非常に警戒して中に入ってこなかったそうですが、やがてピーナッツバターの臭いに気が付いて塗料の上を歩いて通り、そして次に画板の上の画紙に彼の足跡が記されるというプロセスだそうです。 何にでも興味を持っておもちゃにして壊してしまうガヌークのことなので画板をこわしてしまうのではないかと心配したそうですが、それはなかったそうです。 やがて外からガヌークを呼ぶと彼は再び戸外に出てきましたので、その間に室内の画板を回収する...そういったことだそうです。何回かこれを繰り返したそうですがガヌークは非常に協力的で彼にとっても良い訓練になっているようです。 ここで飼育されているもう一頭のイヌクシュクにも同じことを試みてみたところ、こちらのほうはうまくいかなかったとのこと。
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(C)Cochrane Polar Bear Habitat

飼育員さんたちがこのガヌークの「作品」を当ホッキョクグマ保護施設の通販サイトで売りに出してみたところ大人気で、、瞬く間に売り切れたそうです。 なかなかユーモラスなエピソードだと思います。

(資料)
Winnipeg Free Press (Jan.16 2013 - Peanut butter muse for Cochrane, Ont., polar bear artist Ganuk, keepers say)
Cochrane Polar Bear Habitat (Keeper’s Blog)
Toronto Star (Jan.17 2013 - Polar bear that paints inspired by peanut butter)

(過去関連投稿)
カナダ・コクレーン、ホッキョクグマ保護施設のナヌークの死 ~ 安住の地で波乱の生涯を終える
カナダ・オンタリオ州、コクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村の苦闘 ~ 新しい個体を求めて
カナダ・サンフェリシアン原生動物園の双子、旅立ちの時来る ~ 2頭共にケペック水族館へ
カナダ・コクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村にホッキョクグマ戻る ~ ガヌークの近況
カナダでの飼育下期待の星、イヌクシュクの物語
by polarbearmaniac | 2013-01-17 17:00 | Polarbearology

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