街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum
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ロシア・ヴォルガ川流域、ペンザ動物園のウムカの新しい名前を公募することが決定
一昨年の10月にロシア極北のヤマロ・ネネツ自治管区でお母さんとはぐれてしまった一歳になっていない雄のホッキョクグマが漁民に保護された後にモスクワ動物園に送られ、そして昨年の11月末に今後飼育されることが決まったヴォルガ川流域の街のペンザの動物園に送られてきたことは逐次その情報を追いかけて投稿してきました (過去関連投稿参照)。
このペンザ動物園ではホッキョクグマを飼育した経験がないために新しい展示場の建設を進めているものの、どうも見切り発車だったらしく建設資金の確保に苦労している様子もご紹介してきました。現在この2歳になっているウムカは依然として仮の住まいの狭い場所で暮らしているようです。そういったウムカの様子をロシア第一TVの昨年のニュース映像でご紹介しておきます。
ペンザ動物園としてもこうした状態は気にしている模様で、なんとか話題作りをしようという目的もあってか、当初から漁民たちにウムカと呼ばれていたこの名前に新しい名前を与えようと、その名前の公募を行うことが決定しました。 2月22日までに手紙での応募を受け付けるそうで、結果は2月27日の「ホッキョクグマの日」に動物園でも催し物が予定されているようで、その際に発表されるようです。
実はこの「ウムカ」と言う名前はホッキョクグマの愛称として一般的で平凡なものですので別の名前に変えようという意図はよくわかります。 ロシアの動物園にも「ウムカ」はモスクワ動物園とエカテリンブルク動物園にすでに2頭いますので、3頭目の「ウムカ」は紛らわしいと思います。今回日本で生まれたララやクルミの子供たちの名前も遅かれ早かれ公募や公募に準じる形で決まるでしょう。 円山動物園は前回のアイラの時のように候補を3つほどに絞って、その中から選ばれるという手法が今回も踏襲されるのではないでしょうか。 男鹿水族館の場合も公募になるとは思いますが、いったいどういった段階を経ての選考になるでしょうか。 センスの良い名前を是非とも期待したいところです。 しかしいずれにせよ、まさかまた「ホクト」と言う名前にはならないでしょう。 日本に暮らすホッキョクグマの名前では「ピリカ」と「デア」があまりにも素晴らしい名前ですので、それに匹敵するような名前となると容易ではないでしょう。 「アイラ」も素晴らしい名前だと思います。 もっとも、「デア」はイタリアで付けられた名前であり、上野動物園はかつてイタリアのマスコミの取材に答えて「デア」という名前が素晴らしいので変えるつもりはないと語った件は以前ご紹介しています。
(資料)
Информационное агентство <<ПензаИнформ>> (Jan.18 2013 - Зоопарк объявил конкурс на имя для белого медведя)
Пенза-Пресс (Jan.18 2013 - Пензенский зоопарк предлагает выбрать имя для белого медвежонка)
(過去関連投稿)
ロシア極北で漁民に保護された1歳の野生孤児が中部ロシアのペンザ動物園での飼育が決定
ホッキョクグマ飼育経験のないロシア・ペンザ動物園が飼育準備を開始 ~ 「親和性」、「運」とは?
ロシア極北で保護された孤児のウムカ、依然としてモスクワ動物園で待機か? ~ 野生孤児保護の問題点
モスクワ動物園で待機中の野生孤児のウムカ、11月末までにペンザ動物園へ移動
モスクワ動物園で待機中だった野生孤児のウムカが陸路、ペンザ動物園に無事到着
ロシア・ヴォルガ川流域のペンザ動物園にモスクワから移動したウムカの近況 ~ 待たれる新施設の完成
上野動物園がイタリアのマスコミ取材に対して、デアのパートナーに雄の若年個体導入の意向を語る
by polarbearmaniac
| 2013-01-19 01:00
| Polarbearology
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