街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・コクレーン、保護教育生活文化村のイヌクシュク、繁殖への期待を担って再びトロント動物園へ

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イヌクシュク Photo(C)COCHRANE POLAR BEAR HABITAT

昨年10月の「カナダでの飼育下期待の星、イヌクシュクの物語」 という投稿でカナダのトロント動物園から雄のイヌクシュクがコクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村 (Polar Bear Habitat and Heritage Village) に移動した件、そしてこのカナダ飼育下期待の星であるイヌクシュクのこれまでの軌跡についてもご紹介しています。 このイヌクシュクですが、今年2月からの繁殖行動期を前に再びトロント動物園に戻ることが決定しました。 彼のトロント動物園でのパートナーは当然オーロラ、そして雌のニキータとなるでしょう。

オーロラはイヌクシュクとの間に一昨年10月に三つ子の赤ちゃんを産みましたが育児に失敗し、残った1頭(ハドソン) は人工哺育で育てられました。 昨年11月にも再び三つ子を産んだもののその全てが死亡しています。ですから今度はオーロラにとって三度目の挑戦となるわけです。 そのためにもイヌクシュクは再びトロント動物園に戻るというのが今回の移動の理由です。
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イヌクシュク Photo(C)COCHRANE POLAR BEAR HABITAT

コクレーンの担当者によりますと、イヌクシュクはいつもはおもちゃを与えるとそれでずっと遊んでいるのですが最近はどうも心の中で別のことを考えているような様子を見せ始めているそうです。 繁殖行動期が近づいてきたのでイヌクシュクの雄のホルモン (testosterone) 値が上昇しはじめているのではないかという見解も示しています。 サンフェリシアン原生動物園(タイガとガヌークが誕生)そしてトロント動物園(ハドソンが誕生)という実績から今回もこのイヌクシュクの活躍が大いに期待されます。 トロント動物園への移動は1月末か2月になるだろうとのことです。

このコクレーンの施設はトロント動物園での繁殖(そして育児)期間中に雄を預かるという役目を結果的に果たしているわけでイヌクシュクがトロント動物園でオーロラ、あるいはニキータとの間の繁殖行為に成功すれば再びトロント動物園からコクレーンの施設に戻ることになるでしょう。 移動の回数が多くなるのも繁殖能力に優れた雄の宿命とでもいったらよいでしょうか。

(資料)
Sun News Network (Jan.25 2013 - Inukshuk, the polar bear, Toronto-bound for booty call)
Timmins Press (Jan.25 2013 - Love in the air for polar bear)

(過去関連投稿)
カナダでの飼育下期待の星、イヌクシュクの物語
カナダ・トロント動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 今シーズン最初の出産ニュース
カナダ ・ トロント動物園でホッキョクグマの三つ子の赤ちゃんが誕生するも全頭死亡!
by polarbearmaniac | 2013-01-27 01:00 | Polarbearology

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