街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2012年のホッキョクグマの赤ちゃん誕生シーズンを終えて

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ララとアイラ  (2011年8月14日撮影 於 札幌・円山動物園)

とうとう1月が終わり、これで2012年のホッキョクグマの赤ちゃん誕生のシーズンが終わったと言ってよいでしょう。 実は1月11日の投稿で「正式発表が行われていないものの世界中の飼育下のホッキョクグマを見渡して、あと2頭ほどのお母さんがすでに出産していると思っています。」 と書きましたが、案の定それから少しして予想通りアメリカのトレド動物園で双子の赤ちゃんの誕生が発表されました。 さて...あと1頭のお母さんですがこれが微妙です。 私は出産があったのではないかと考えていますが正式発表がないことには断言はできません。 これから発表があるか否かは別にして、少なくともホッキョクグマの誕生シーズンは確実に終ったと言って過言ではありません。

一応ここまでのところで誕生して成育中の赤ちゃんは以下のような結果になりました。 日本が3頭、チェコ、デンマーク、オランダ、イタリア、アメリカがそれぞれ2頭ずつです。 7頭のお母さんたちが13頭の赤ちゃんを出産・育児中です。今回の2012年のシーズンは世界の名だたる大物お母さんたちの出産のない年回りだったわけですが、それでもこうして13頭の赤ちゃんが誕生・成育しているのは喜ばしいことです。

このシーズンは双子の誕生が多かったというのも特徴でした。 これらの赤ちゃんたちは早い動物園だと2月下旬から順々に戸外に登場してくることになるでしょう。 それぞれのお母さんたちがどう子供たちに接するかも興味あるところです。 これは私の今までの経験ですが、ホッキョクグマのお母さんたちはそれぞれが全く異なる姿勢で自分の子供たちに接するという事実には驚くべきものがあります。 ホッキョクグマのお母さんたちはそれぞれがまったく違うわけです。 理性のウスラーダ、情愛のシモーナ、鷹揚さのムルマ、厳格さのフギース、包容力のオリンカ、知性のフリーダム、友愛のメーリク、全力投球のヴェラ...一言でいえば私の見た感じではそういったところでしょうか。 以前にも書いたことがありますが、実に馬鹿げた質問であることは承知の上で、「お前がホッキョクグマならばどのお母さんから生まれてきたいか?」 と問われれば、私でしたらシモーナお母さんだと答えるでしょう。

それから同じお母さんであっても子供たちの性別によって異なる接し方をすることもあるわけです。 ララならば今度の双子の赤ちゃんが両方とも雌(メス)だったら今までの過去のララとはやや異なる接し方を子供たちにするでしょう。 雄(オス)と雌(メス)だったらララお母さんはそれぞれにどう接するでしょうか? 雄の2頭ならば基本的にイコロとキロルの時と全く同じでしょう。 それから実に久方ぶりに日本にはクルミという新しいお母さんが登場しました。 このクルミお母さんがいったいどういう母親像で私たちの目の前に現れるのかも興味深いところです。

世界中のお母さんたちのより一層の健闘を祈りたいと思います。

(過去関連投稿)
ララの赤ちゃんたちの性別を過去のデータを用いて予想する!
by polarbearmaniac | 2013-02-01 01:00 | Polarbearology

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