街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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デンマーク ・ コペンハーゲン動物園の新施設 “Den Arktiske Ring” の完成 ~ 期待される若年ペアの繁殖

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Image(C)København Zoo

私は一昨年の7月にデンマークのコペンハーゲン動物園を訪れボリスとノエルという2頭のホッキョクグマたちに会ってきました(過去関連投稿参照)。 その時にこの動物園でホッキョクグマ展示の新施設の建設の真最中であったのを見ています。 その新施設である “Den Arktiske Ring” が遂に完成し5日にオープンとなりました。 この新施設は総面積が3200平方メートルと、1951年に完成した旧施設の10倍の面積があるとのことで、ホッキョクグマの姿を多面的な角度から見ることができる施設だそうです。 ホッキョクグマたちはプールで泳いだりツンドラで飼育員さんの隠した食べ物を探したりと、いわば一種の「動物の活性化 (“Aktivering af dyrene”)」 ということを動物園の哲学として中心に据えた施設であるそうです。 この新施設は総工費が約1億5000万デンマーク・クローネということですから円換算で25億円ということになります。これは大変な金額ですが民間の基金から資金を調達したそうです。この新施設に暮らす2頭のホッキョクグマたちやその他若干の極地動物たちは、人間の世界で言えば超豪邸に住むようなものですね。 その建設の様子を以下でご覧ください。 旧施設でのボリスとノエルの映像も挿入されています。



そして以下がオープンの日の模様です。 皆さん物珍しそうな様子で新施設を見学しています。 2頭のホッキョクグマ、ボリスとノエルは新居に慣れていないようで少し落ち着きがありません。



この下はコペンハーゲン動物園の公式映像で、この新施設でホッキョクグマの泳ぎを横から見るという水槽の映像です。





この上の2つの映像は2月5日のオープンに先立って1月末に撮影された映像を使用しているようですが非常に美しく仕上がった映像だと思います。 なかなかセンスがありますね。

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ボリス(右)とノエル(左) Photo(C)Henrik Sørensen / DR

ここで飼育されているボリスは7歳、ノエルは9歳ですが日本でいえば仙台のカイとポーラのようなこれからの繁殖が大いに期待される若年ペアです。
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ボリス  Photo(C)Henrik Sørensen / DR

以前にもご紹介していたかと思いますが雄のボリスはモスクワ動物園生まれで男鹿水族館の豪太の弟にあたります。 容姿や恰幅では豪太以上のものがあります。 ボリスはコペンハーゲン動物園ではイワンという愛称で呼ばれているようです。 ロシアから来たホッキョクグマの愛称としてはやはり一般的なものなのでしょう。 
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ノエル Photo(C)Henrik Sørensen / DR

雌のノエルはイタリア・ファザーノのサファリ動物園生まれで上野動物園のデアの一番上の姉にあたります。そういうこともあってか非常に顔つきがデアに似ています。ボリスとノエルは欧州期待のペアですので、早くこの新施設に慣れて今年の年末には赤ちゃんの誕生を是非とも期待したいところです。

(資料)
København Zoo (Den Arktiske Ring)
DR (Jan.22 2013 - BILLEDSERIE: Isbjørne, nyt anlæg i København Zoo)
DR (Jan.22 2013 - Se isbjørne boltre sig i splinternyt anlæg)
DR (Feb.1 2013 - Hilsen fra arktis)
Dagbladet Politiken (Jan.27 2013 - »OOOHHHRRRVVV«: Jeg står neden under en kæmpe isbjørn)
Dagbladet Politiken (Jan.27 2013 - Kun 17 centimeter fra dansende isbjørne i København)
Kristeligt Dagblad (Feb.6 2013 - Billedserie: Isbjørne-paradis med masser af plads)

(過去関連投稿)
コペンハーゲン動物園のホッキョクグマたちに挨拶 ~ 豪太の弟に遭遇!
コペンハーゲン動物園のボリスとノエルに、魚とウサギのプレゼント
コペンハーゲン動物園での新施設建設とボリスとノエルの繁殖への期待
by polarbearmaniac | 2013-02-09 07:00 | Polarbearology

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