街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オランダ・ヌエネンの「動物帝国」のフリーマスお母さん、初産で堂々たる母親ぶり

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フリーマスお母さんとピセルとノルチェの双子  Photo(C)Dierenrijk

先日2月12日に昨年の暮れに誕生したホッキョクグマの赤ちゃんとして先陣を切った形で戸外に登場したオランダのヌエネンの「動物帝国」の双子の赤ちゃんであるピセル (Pixel) とノルチェ (Noordje)ですが、その後の様子を映した映像をご紹介しておきます。 先日ご紹介したのはマスコミのよる映像でしたが今回ご紹介するのは一般の来園者による映像です。 いくつかあるのですが目ぼしいものを2つ挙げておきます。いずれも一般公開開始の4日後である16日の映像だそうです。





野生孤児出身で10歳になったフリーマスお母さんもこうやって見る限り、なかなか腰の据わった母親ぶりを発揮しているように思います。 実はこのフリーマスも今回が初産だったはずで(一昨年の春はカナダからオランダに来たばかりで繁殖行為があったという情報はありません)、そういった点からすれば初めての子育てはすでに堂に入っているようです。 

さて、ここでカナダ放送協会 (CBC - フランス語圏のケベック州では "Radio-Canada" ) の制作したカナダ・ケベック州のサンフェリシアン原生動物園でのホッキョクグマの繁殖を特集した番組をご紹介しておきますが、これは以前に2回ほど御紹介したもので、実に素晴らしい内容の番組ですので再度是非ご覧いただきたいと思います。 産室内の映像の生々しさなど実に興味深い内容です。



この映像の開始後約1分39秒あたりからのシーンにご注目下さい。 3頭のホッキョクグマが映っています。左手前にいるのが雌のエサクバクです。 彼女については先日もご紹介しています。 一番奥で雪に背中をこすりつけているのが今回の「動物帝国」の双子のお母さんであるフリーマスです。 真ん中にいるのがカナダを代表する期待の星である雄のイヌクシュクです。 イヌクシュクはまずエサクバク (上の番組では「アイサクバク」と発音されています)にアプローチしています。 続いて寝転がっているフリーマスにアプローチしますが満足な反応が無いので再びエサクバクのところに戻ります。 そして繁殖行為となる...そういった一連の様子が映っています。 この結果エサクバクは2009年の11月ぬ産んだのがタイガとガヌークの双子だったわけです。 この双子の誕生から成長を描いているのが上の映像ということになります。  その後フリーマスはカナダとオランダとの個体交換によってサンフェリシアン原生動物園からオランダの「動物帝国:に移動してきたわけです。 この映像で映っているときに狩りにフリーマスがイヌクシュクと繁殖行為を行って赤ちゃんを出産していればエサクバクがオランダに行っていたでしょう。 運命というものは奇妙なものです。

(資料)
Dierenrijk (Feb.15 2013 - WEKELIJKSE UPDATE VAN DE IJSBEERTJES)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2013-02-18 21:00 | Polarbearology

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