街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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札幌・円山動物園の新ツインズのプールデビューの報道について ~ いささか気になったこと

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ララお母さんと新ツインズ (2013年4月20日撮影 於 札幌・円山動物園)

先週20日の円山動物園での新ツインズのプールデビューですが、前もって十分に予期はしていたものの、やはり首をかしげたくなるような印象を抱きました。 それは9時の開園前にすでにマスコミ各社が新ツインズのプール初体験の模様を撮影しており、一般の来園者が開園と同時に展示場前にかけつけたときにはすでに一連の出来事は終了していてララ親子は上で比較的ゆっくりと動いていただけだったという状況です。 開園時にはかなりの人数の人が行列で開門を待っており、その人数はこのツインズのお披露目の日の朝よりもはるかに多かったわけでした。 そういった人々は私がよくお見かけする方々が多く、やはり皆さん今回のプールデビューに期待されていただろうと思います。 前回のアイラの時もそうでしたが、マスコミは開園前に映像を撮影するだろうということは予期していましたので、私たちが実際に眼にするのは本当は最初に水に入ったシーンではないだろうとは、あそこに並んだ人々の多くは当然思っていただろうとは思います。

さて、当日は時々雨(そしてみぞれ)が落ちてくる悪天候の日でしたが、この新ツインズですが、その後に水に接したのはごく2~3回程度、それも短い時間であり、部分的に水に体を浸したという程度以上のものではなく、本格的に2頭が水中で水に親しんで遊びだしたのは夕方4時近くになってのことでした。 そのときの映像は私がご紹介した通りの様子でした。

後日、いくつかのマスコミの放送の映像がアップされていますすが、以下のHBC(北海道放送)の映像は、この新ツインズが本当に最初に水に接近した様子とその後をよく捉えていると思います。 たしかに1頭(ノワール)が先頭を切って水に接近した様子をよく伝えています。



ただし感心できないのは、「訪れた人は笑顔でシャッターチャンスを狙っていました」 というアナウンスの内容です。 この瞬間に来園者はマスコミ以外にはいませんでしたから、笑顔でシャッターを切った人などいるはずもないわけです。 後から撮った来園者へのインタビューとくっつけてこういう報道の映像を制作するということをマスコミはいろいろなニュース報道ではよくやっているでしょうし、今更それをどうこう言う気もありません。 ただしこの報道は正確ではないというのは事実です。 すでにご紹介していますが、あと一つ共同通信の今回の報道の映像を下に挙げておきます。



ただしマスコミの弁護をするわけではありませんが、マスコミ各社は9時の開園時間からその後もかなりしばらくあの場所に留まっていました。 それは多分、一般の来園者がいるところで再び新ツインズが水に入るところを撮ろうとしていたのだろうと推察します。そうして新たに撮った映像のほうが歓声なども収録できてもっと臨場感のある映像になると思っていたらしい形跡があります。 来園者のインタビューを撮るだけのために彼らは引き続きそこにいたのではなかっただろうと思われます。 ところがその後、新ツインズが華々しく水に入るシーンがなかったため、途中で諦めたような形跡があります。 前回2011年のアイラのプールデビューのときもマスコミは開園前に事前に映像を撮っていましたが、たとえば北海道新聞の映像などでは事前に撮影した最初の映像ではなく、来園者の見ている前で水に入った映像を報道の映像として採用していました。これなどは非常に良心的だったと思います。 その映像は過去に何回がご紹介していますが、また下にご紹介しておくことにします。



こうなるだろうことは前もって予期していたことではありますが、やはりいささか腑に落ちない気持ちが残った20日の新ツインズのプールデビューでした。

(過去関連投稿)
ララの赤ちゃんの不思議なプール初体験の日 ~ 遂に発揮された超大物振り
札幌・円山動物園の新ツインズ、ノワールとブランシュ (仮称) のプール開きの日
by polarbearmaniac | 2013-04-23 23:30 | Polarbearology

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