街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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中国・天津市の天津海昌極地海洋世界の薇薇が大連市・老虎灘海洋公園の極地海洋動物館へ

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大連に到着した「薇薇」 Photo(C)半岛晨报

昨年の6月の投稿で中国・天津市の天津海昌極地海洋世界で3月5日に誕生したホッキョクグマの双子の雌の赤ちゃんの名前が「晶晶」と「薇薇」に決まったことをご紹介しています。 この赤ちゃんたちは中国で昨年までに何頭も誕生した赤ちゃんたちと同様、ホッキョクグマ以外の血が混じっていることは外形、及び周囲の状況から間違いないと考えられます。 昨年はかなりこの中国におけるハイブリッドのホッキョクグマ関連の投稿をいたしましたが、正直言って私も中国のこうしたハイブリッドのホッキョクグマについて調べるのに疲れてしまったことと、最近そういった話題が中国で報じられないため、最近は調査を一休みしていました。 実は今年のGWの後半は北京に行くことにして航空券もホテルも予約していましたが鳥インフルエンザにおじけづいて直前で旅行をキャンセルしてしまいました。 中国に行っていればまたハイブリッドの研究でもしようと思っていたところでした。最近になってこのブログを御訪問いただくようになった方々には中国におけるホッキョクグマのハイブリッドも問題については何のことかよくわからないかもしれませんが過去関連投稿をご参照下さい。 これは相当に複雑で厄介な問題なのですが、一つ一つの投稿をお読みいただければ、かなりスリリングな展開であることはご理解いただけると思います。
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大連に到着した「薇薇」 Photo(C)半岛晨报

さてところが最近、この天津市の天津海昌極地海洋世界で生まれた双子の「晶晶」と「薇薇」のうち「薇薇」が4月29日に大連市の老虎灘海洋公園の極地海洋動物館に移動したことが報じられています。 目的は例の昨年私が会ってきた「異形の赤ちゃん」、つまり「ホッキョクグマの毛皮をまとったヒグマの赤ちゃん」と将来のペアを組むためだということです。 この雄の個体のほうは「宝宝」という名前のようですね。ハイブリッド同士の組み合わせというところでしょうか。以下に最近のこの「宝宝」の写真をご紹介しておきますが、もう一歳半になっているだけあってやはり大きくなりました。 ハイブリッドである姿は全く変わっていませんね。
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ハイブリッドの「宝宝」 Photo(C)天健旅游

この大連市の老虎灘海洋公園の雄の「宝宝」は双子で生まれてきたわけですが私が昨年会いにいったときには一頭しか展示していませんでした。 今回の報道でも双子のもう一頭については全く報じていませんので、おそらく幼年のうちに亡くなったのではないかと考えたほうがよさそうです。 中国のホッキョクグマの報道はどうも不可解なことが多く、その血統関連の情報は全く信頼できません。 ただし、移動の情報だけはそれなりに信頼できるようです。 しかし、中国という国がホッキョクグマ情報に関しては一種のブラックボックスとなっている状況には変わりはありません。

(資料)
半岛晨报 (Apr.30 2013 - 北极熊“薇薇”从天津来老虎滩相亲)
半岛晨报 (Apr.30 2013 - 今日晨报:北极熊“薇薇”从天津来老虎滩相亲)
大连天健网 (Apr.24 2013 - 老虎滩小北极熊上演“星跳跃”)

(過去関連投稿)
中国・大連、老虎灘海洋公園の極地海洋館でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
中国における「異形のホッキョクグマ」の存在
中国・大連のホッキョクグマの赤ちゃん順調な生育で一般公開へ
中国・大連市の極地海洋館で人工哺育の双子の赤ちゃんが一般公開 ~ 要注意の日本語版報道
中国・大連、極地海洋館の双子の赤ちゃんの最新の写真 ~ 9月に武漢の新施設へ移動決定
中国・大連、極地海洋館の双子ちゃん、やはり「異形のホッキョクグマ」への道を歩む ~ 遺伝子操作か?
中国・大連のホッキョクグマの双子、天津の施設へ移動 ~ 異形の乐乐、静静そして淘淘のこと
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中国・山東省、烟台市の蓬莱海洋極地世界でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
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中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界で誕生の赤ちゃんが元気に生後50日目へ ~ 「疑惑」 はあるのか?
中国・大連生まれの人工哺育の双子の乐乐と静静が今度は成都から武漢へ ~ 多すぎる移動の不可解さ
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界で誕生の赤ちゃんが元気に生後三か月が経過
中国・烟台市の蓬莱海洋極地の赤ちゃん・元元の生後100日目のお祝い
中国・天津市の天津海昌極地海洋世界でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
中国・天津市の天津海昌極地海洋世界で誕生したホッキョクグマの人工哺育の双子の赤ちゃんが一般公開
中国・天津市の極地海洋世界の赤ちゃんと大連市の極地海洋館の赤ちゃんとの奇妙な外形上の類似点
中国・天津市の天津海昌極地海洋世界で誕生の双子の赤ちゃんの名前が「晶晶」と「薇薇」に決定
大連・老虎灘海洋公園の極地海洋動物館 ~ 遂に謎の赤ちゃんとの対面へ!
大連の「異形」の赤ちゃんは 「ホッキョクグマの毛皮をまとったヒグマの赤ちゃん」 だった!
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界の赤ちゃん、順調に生後半年が経過 ~ ホッキョクグマ以外の血はあるか?
中国・烟台市の蓬莱海洋極地世界の赤ちゃん元元が公開へ ~ 中国で増加するハイブリッド展示上の問題点
中国・浙江省杭州市の極地海洋公園のハイブリッド ~ 奇々怪々とした中国民間施設でのハイブリッドの存在
中国・大連市の大連森林動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
中国・大連市、大連森林動物園の赤ちゃん、梦想が一般公開となる ~ 消えた両親の謎
秋田県が購入断念の「幻の東欧の個体」、突然中国にその姿を現す!
中国に突然現れた「幻の東欧の個体」はヒグマとの混血か? ~ 深まる謎
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ホッキョクグマの雑種(Ursid hybrid)を考える(3) ~ 自然界におけるホッキョクグマのハイブリッド
by polarbearmaniac | 2013-05-09 07:00 | Polarbearology

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