街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の赤ちゃんの命名は最終的にネット投票へ

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カザン市動物園の雌の赤ちゃん Photo(C)Казанский зооботсад

昨年12月16日にロシア連邦タタールスタン共和国のカザン市動物園でマレイシュカお母さんから生まれた雌の赤ちゃんの命名ですが、カザン市動物園は名前の最終決定を、予定していたイベントでは行わず複数の名前を公示してネットでの投票によって決めることにしたようです。 そしてこの赤ちゃんの名前の候補を以下のように発表しています。

ユムカ (Юмка)、
ユマラ (Юмара)、
ユミソールィ (Юмисоль)、
ユミナ (Юмина)、
ユマニタ (Юманита)

といった候補です。 命名のルールとしては、赤ちゃんの名前は父親ユーコン (Юкон) の”Ю” (ユー)から始まり、そして母親はマレイシュカ (Малышка) ですから” М” の文字が赤ちゃんの名前の真ん中か最後に入るというルールとなっていましたが、最終候補は全てこのルールに従っています。 現時点での得票では「ユムカ」がリードし、それを「ユミナ」が追うという展開になっています。どれをよい名前だと感じるかはロシア人の語感の問題ですから我々には十分に分かりにくいものがありますね。 こちらのページから投票できますし、現時点での得票結果も確認するこよができます。
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マレイシュカお母さんと赤ちゃん 
Photo(C)Элита Татарстана/Шамиля Абдюшева

このカザン市動物園があるカザン市はロシア連邦のタタールスタン共和国に位置しており、その首都となっています。このカザンに住む人々の52%はタタール人であり、タタール人は基本的にはイスラム教徒です。 また、その公用語はタタール語です。 しかし現在でも人口の約半分を占めるロシア人が居住していますしソ連時代には徹底的なロシア語教育が行われていますのでロシア語は広く使用されており、街でロシア語が通じない場面に私は全く遭遇しませんでした。 というよりも街中ではタタール語よりも圧倒的にロシア語が優勢であるように思いました。 英語? 多分大きなホテルのフロントなら大丈夫だと思います。 街中の公の表示は全てロシア語(キリル文字)とタタール語(ラテン文字)の二か国表示でした。
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(C)Russia Beyond The Headlines

カザンの街にはいくつかのモスクがあり、そういう風景はなかなか魅力的です。 市内の丘の上にはユネスコの世界遺産である「カザン・クレムリン」があります。 ここは城壁の中にモスクとロシア正教の寺院、そしてカザン・ハン国時代の遺構などがあって、欧州はおろかロシアの他の都市にもないような一種独特の文化・歴史の共存の光景が見られる場所です。 私も一昨年カザン市動物園を訪問した折に、このカザン・クレムリンを訪れましたが、なかなかエキサイティングな体験として心に残っています。 以下にそのカザン・クレムリンの案内映像をご紹介しておきます。



(資料)
ВКонтакте - Казанский зооботсад (May.12 2013 - «Лучшее имя для малышки»)
Вечерняя Казань (May.13 2013 - Казанского белого медвежонка могут назвать Юмкой)

(過去関連投稿)
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園で誕生の赤ちゃんの命名について同動物園が告知
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の赤ちゃん命名のイベントは悪天候で延期となる
世界遺産のカザン・クレムリンを訪ねて ~ ロシア正教とイスラム教の平和的共存
by polarbearmaniac | 2013-05-14 22:30 | Polarbearology

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