街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

チェコ ・ プラハ動物園の動物たちが洪水の被害から無事に避難 ~ 園内復旧にボランティアを募集 

a0151913_11465385.jpg
洪水被害に募金を呼びかけるプラハ動物園のポスター (C)Zoo Praha

5月末から欧州中部に降り続いた大雨のために発生した洪水による水害でチェコを中心とした地域とドナウ川流域のドイツとオーストリアにとりわけ大きな被害が出ていることが報じられています。 チェコの首都プラハでは政府が非常事態宣言を発令し約8000人以上の人々が避難しているようです。 そういった状況を伝えるニュースを見てみましょう。



さて、そうなると心配なのは動物園の動物たちです。 チェコのプラハ動物園でも大変な状況になっているそうです。 この下の映像を見ますと園内の被害状況がある程度わかります。 これはひどい状態ですね。



実はこのプラハ動物園というのは私も訪れたことがあるのですが坂があって園全体に起伏があるのです。低地の場所はプラハ市内を流れる有名なヴルタヴァ川に近いために非常に危険なわけですね。この低地の展示場に暮らす動物たちは上のほうに避難させられたり、あるいはチェコ国内の他の動物園に避難させられたりしているそうです。

ホッキョクグマはといえば、彼らの展示場は小高い丘の場所にあるため避難する必要はなかったようです。 しかしブラは動物園の職員さんは一丸となって動物たちを守ろうと懸命の努力を続け、低地地区で飼育されていたほとんどの動物たちは無事に避難できたそうです。プラハ動物園はこういった状態の中で再び開園したそうですが丘の上に展示場がある動物以外は見ることができないにもかかわらず入園料は通常の料金だそうで、これは甚大な被害を被った動物園への寄付として、これから数か月間はかかるという園内の復旧作業の費用にあてるようです。 さらに同園ではそういう復旧作業についてボランティアを募っています。
a0151913_2315240.jpg
ブラハ動物園の洪水被害状況 Photo(C)Jan Kočvara/Novinky.cz

動物園が水害を被った最近の例では昨年6月のアメリカ・ミネソタ州ダルースのスペリオル湖動物園を襲った洪水がありました。 この件については 「アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンが同地域を襲った洪水で飼育場から一時逃亡!」 をご参照下さい。

とにかく動物たちの命が守られたのは本当によかったです。今年2月の映像でプラハ動物園の3頭のホッキョクグマたちの様子を覗いてみましょう。雄のトム(5歳)と雌のアルベルタ(9歳)のペアが二頭で遊んでいるシーンが多いですが、それを見守っているのがアルベルタの母親である26歳の雌のボラというわけです。
 


そしてこれはトムとアルベルタの繁殖行動ですが、そこに娘の母親であるボラというのは奇妙な感じもします。



この3頭同居はなかなかいい感じです。私が2009年の年末に訪れた時にはボラは2頭の隣の場所で別居していました。

(資料)
Český rozhlas (Jun.3 2013 - Spodní část pražské zoo zalila voda, zvířata jsou v bezpečí)
Český rozhlas (Jun.7 2013 – Zoo Praha byla díky velké vodě v roce 2002 na povodeň dobře připravená)
Novinky.cz (Jun.6 2013 - Půlka pražské zoo je pod vodou, stejně ale otevře za plné vstupné)
Olomoucký deník (Jun.4 2013 - Labe bude ještě stoupat, záplavy mají zřejmě osmou oběť)
ceskatelevize.cz (Jun.4 2013 - Pražská zoo otevírá i zčásti zatopená, primátor jí slibuje větší ochranu)
Zoo Praha (Medvěd lední - Bora)

(過去関連投稿)
アメリカ・ミネソタ州ダルース、スペリオル湖動物園のバーリンが同地域を襲った洪水で飼育場から一時逃亡!
チェコ・プラハ動物園とロシア・クラスノヤルスク動物園のホッキョクグマのお誕生会
チェコ・プラハ動物園の愉快なホッキョクグマたちの姿 ~ 1942年に人工哺育成功の輝かしい歴史
チェコ・プラハ動物園での1942年のホッキョクグマ人工哺育記録集が出版となる ~ ドイツ軍占領下での快挙
by polarbearmaniac | 2013-06-08 07:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ロシア・ロストフ動物園のコメ..
at 2017-04-29 22:30
ドイツ・ブレーマーハーフェン..
at 2017-04-28 22:30
フィンランド・ラヌア動物園の..
at 2017-04-28 02:00
アメリカ・コロンバス動物園の..
at 2017-04-27 11:00
ロシア極東・沿海州、ハバロフ..
at 2017-04-27 00:30
チェコ・ブルノ動物園の一歳半..
at 2017-04-26 00:30
ベルリン動物園 (Zoo B..
at 2017-04-25 00:30
モスクワ動物園の二歳半の雄(..
at 2017-04-24 01:30
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-04-24 00:30
オランダ・ヌエネン、「動物帝..
at 2017-04-23 00:30

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin