街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・クラスノヤルスク動物園のセードフ司令官が陸路5日間で無事にスタロースコルィスク動物園に到着

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セードフ司令官(左)とラパ(右)の初対面
Photo(C) Светлана ПИВОВАРОВА/Белгородские известия

長年ロシアの氷上サーカスでスケート演技を行った後それを引退してスタールイ・オスコル市 (Ста́рый Оско́л) にあるスタロースコルィスク動物園 (Старооскольский зоопарк) に入園した雌のラパに、シベリアのクラスノヤルスク動物園の人気者セードフ司令官が繁殖のためのパートナーとして指名され、そのセードフ司令官が先月28日にクラスノヤルスク動物園を出発して5000キロの距離を陸路でスタールイ・オスコル市に向かった件については先日、「ロシア・シベリア中部 クラスノヤルスク動物園のセードフ司令官が同園を出発し、五千キロの移動の旅へ」という投稿でご紹介しています。
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スタロースコルィスク動物園正門 
Photo(C)Старооскольский зоопарк

そのセードフ司令官が5日間かけて陸路を無事にスタールイ・オスコル市に到着し、そしてスタロースコルィスク動物園に搬入されて早速本日(4日) にフェンス越しに初めてラパと対面したニュースがスタールイ・オスコルの地元マスコミより入ってきています。 五千キロの距離を5日間かけてホッキョクグマが陸路で運ばれるというのは、我々日本人には想像もつかない話のように思います。国土の広大なロシアならではの話です。輸送にはスタロースコルィスク動物園所有のトラックが用いられていますので費用面では非常に安く済んでいるわけです。 5日間の長旅の道中のセードフ司令官の様子ですが、ケージの中で暴れたりなどはせずに落ち着いていたようです (“выдержал достойно” をそう解釈してよいでしょう)。

(*後記 - セードフ司令官のスタロースコルィスク動物園到着の様子を報じるTVニュースが後日アップされましたので下にご紹介しておきます。)



さて、早速セードフ司令官とラパをフェンス越しに対面させたそうですが、両者は鼻をすり合わせて互いの匂いを確認していたそうです。たまたま動物園に来ていた地元の子供たちも、こうして二頭のホッキョクグマの姿にすっかり魅せられて見入っていたそうです。

スタロースコルィスク動物園の園長さんが語るには、早急にこの二頭のためにプールのある新しい展示場の設置が開始される予定だそうで、そのためにチェコから専門家をすでに招聘しているそうです。 おそらく仰々しい展示場というものではなくて広いながらも簡素な展示場になるとは思いますが、プールの大好きなセードフ司令官としては早くプールで泳ぎたいのではないでしょうか。 いずれにせよスタロースコルィスク動物園もこのペアの間での繁殖を可能にするために飼育環境を整えることを十分に認識し、そしてその実行に向けて着手するようですから、なんとしてもこのペアの今後に期待したいと思います。

(資料)
Белгородские известия (Jul.4 2013 - Белый гость)

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by polarbearmaniac | 2013-07-04 23:45 | Polarbearology

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