街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の赤ちゃんの最近の姿 ~ 果たしてまた父親との同居はあるか?

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ファザーノ・サファリ動物園で昨年12月に誕生した赤ちゃん
Photo(C)Zoosafari di Fasano

2012~2013年の繁殖シーズンに世界の動物園で誕生したホッキョクグマの赤ちゃんの成長を追い続けていますが、そのなかで最も情報が少ないのが南イタリア・ファザーノのサファリ動物園で昨年12月24日にマリッサお母さんから誕生した赤ちゃんです。

この赤ちゃんは当初は双子で生まれたわけですが、今年の3月中旬にその双子のもう一頭が亡くなってしまったわけです。 その後、マリッサお母さんと一緒に一般公開された時の写真が一枚公開されていますが、それ以降の情報がありません。 ですから、この赤ちゃんの性別や名前なども全くわからない状態です。 しかしこのサファリ動物園は6月下旬の写真としてこの一頭の赤ちゃんの姿を公開しています。それが冒頭の写真です。

今まで何度か書いてきましたが、この赤ちゃんは上野動物園のデアの弟(もしくは妹)にあたります。 確かに顔つきがデアに似ていますが、私の見たところこれは雄の赤ちゃんのような気がします。 このマリッサお母さんの今まで産んだ子供たちの顔立ちを比較してみましょう。
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ノエル (2003年12月生まれ - 現 コペンハーゲン動物園) 
(2011年7月20日 同園にて撮影)

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ジョヴァンナ (2006年11月生まれ - 現 ミュンヘン・ヘラブルン動物園)
Photo(C)Haag/tz-online

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デア  (2008年12月生まれ ― 現 上野動物園)
(2013年6月16日 同園にて撮影)

やはり全て似ているように思います。 特に長女のノエルと三女のデアが非常によく似ています。

このサファリ動物園は以前、「上野動物園の女神デア、その神性の宿るところ ~ 父親との同居成功という稀有の体験が語るもの」という投稿でご紹介していますので是非またご参照いただきたいのですが、母と子、そして父親を同居させるという、世界のホッキョクグマ界では「禁じ手」になっていることを行い、見事に成功させています。 次女のジョヴァンナと三女のデアはそういう父親との同居の経験を積んでいますが、長女のノエルもそうだったかどうかは未確認です。 以下にまた一つ、デアが日本にやってくる前年の2011年におけるデアとマリッサお母さん、そして父親のフェリックスの同居シーンをご紹介しておきます。 映像的にはひどいものですが我慢して見ていただきましょう。、まずデアが水の中で遊んでいます。 魚を捕まえているわけです。それを見ているのはマリッサお母さんです。 やがてデアは水から上がり、マリッサお母さんと一緒に魚を食べ始めます。 父親のフェリっクスは自分も欲しくて水に入りますが魚がいないのであきらめてしまいます。 するとデアがまた現れて再度水に入るというシーンです。



さて、果たしてサファリ動物園は今回の赤ちゃんについても父親と同居させるでしょうか? 注目したいところですが、現地の情報は極めて乏しく、欧州のホッキョクグマファンの方々も南イタリアまではなかなか足を伸ばせていないようです。 赤ちゃん性別が父親との同居を行わせるかどうかを決める判断材料になるとは考えにくいと思いますので、そう考えれば今回も父親との同居の可能性は大いにあると考えてよいのではないでしょうか? 

(過去関連投稿)
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の双子の赤ちゃんの写真が遂に初めて公開される
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の双子の赤ちゃんが早々と戸外へ登場
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、一頭が亡くなる
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の赤ちゃん、マリッサお母さんとともに一般に公開される

(*以下、デア関連)
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園での2008年産室内映像を振り返る ~ デア (現 上野動物園)の誕生
久方振りの上野動物園でデアとの対面 ~ 姉に瓜二つのラテン的美女の将来のパートナーは?
盛夏の上野動物園、日曜日午後のデアの姿
花の季節の到来した上野、女神デアの日曜日 ~ 「知性」から「象徴的存在」への真直ぐな階段
上野動物園の女神デア、その神性の宿るところ ~ 父親との同居成功という稀有の体験が語るもの
梅雨の合間の女神デアに会い彼女のパートナー候補を考える ~ イコロ、キロルの線はすでに消えた?
by polarbearmaniac | 2013-07-10 23:30 | Polarbearology

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