街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア極北、カラ海のベルイ島で前脚をケガをして動けなくなっていたホッキョクグマの赤ちゃんが保護される

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ベルイ島の教会 Photo(C)NewsProm.Ru
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ベルイ島の位置

ロシアのマスコミが一斉に報伝えるところによりますと、ロシア極北のカラ海に面したヤマロ・ネネツ自治管区のベルイ島で廃棄物などの回収活動を行っていた13人からなるボランティアのチームが、前脚をケガして動けなくなっていたホッキョクグマの赤ちゃんを発見したそうです。このチームはベースキャンプの比較的近くに8頭のホッキョクグマを目撃していたため赤ちゃんの母親が現れるのではないかと、しばらく距離をおいてこの赤ちゃんを見守っていましたが赤ちゃんはケガで動くことができず、また現場には母親のホッキョクグマも姿を見せなかったため、このボランティアのチームは赤ちゃんをベースキャンプまで運んで保護して赤ちゃんの面倒を見ているそうです。このチームは早速、ヤマロ・ネネツ自治管区政府と連絡をとり今後のことを話したそうですが、もう野生に戻すことはしないでロシアのどこかの動物園で飼育すべく自治管区政府は動き出したようです。

おそらく手続き的には、この赤ちゃんはヤマロ・ネネツ自治管区政府からロシアの連邦政府の自然管理局に管理が移され、その自然管理局がとりあえずの飼育先の動物園を決定し、その後に最終的な飼育先の動物園が決まることになるでしょう。 こうしてロシアの動物園には貴重な野生個体が一頭、こうしてまた出現したことになるわけです。

この赤ちゃんの発見されたヤマロ・ネネツ自治管区のベルイ島というのは、ソ連時代には海軍の施設があったそうで、ソ連崩壊後はそういった施設は無用となったために打ち捨てられ朽ちて多くの廃棄物とともに瓦礫が散乱し、島の一部では有害物質なども投棄されたままの状態になっているそうで、そういう廃棄物の回収作業が最近になって始まったという状況のようです。 ここでこのベルイ島のホッキョクグマの様子を映した映像をご紹介しておきます。



こういったこのベルイ島に打ち捨てられた形の廃棄物などについては以下のロシア第一TVのニュース映像をご参照ください。



ケガをして動けなくなったのでお母さんがこの赤ちゃんを見捨てたのかもしれません。 近くには密猟者などはいなkったようですから、お母さんはそれほど遠くない場所にいるはずですが、そういった母親を探し出すことなど到底不可能です。 この赤ちゃんは一命をとりとめたわけです。 人間によって派遣されたのは赤ちゃんにとっては不幸中の幸いでした。今回保護された赤ちゃんの映像はまだ入ってきていませんが、いったいどこの動物園に行くことになるかも含めて興味のあるところです。 

(資料)
Федерал­Пресс (Aug.14 2013 - Третья группа экодесанта собирается на остров Белый. Работать волонтеры будут под присмотром медведей)
ИТАР-ТАСС Урал (Aug.14 2013 - Белый медвежонок, поранивший лапу на острове Белый, "зачислен" в отряд волонтеров-экологов)
Интерфакс – Россия (Aug.14 2013 - Волонтеры на Ямале приютили раненого и брошенного собратьями медвежонка)
ИА Ямал-Медиа (Aug.14 2013 - Участники экспедиции на о.Белый спасли раненного медвежонка Информация с сайта: Регион89.рф – ЯНАО)
"Вести" интернет-газета" (Jun.29 2012 - Экологи приведут в порядок "кухню погоды" - остров Белый)
by polarbearmaniac | 2013-08-15 01:00 | Polarbearology

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