街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア極北のベルイ島で保護されたセリクがペルミ動物園に到着 ~ 10月にカザンからユムカも来園予定

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セリク (セリリ) Photo(C)Вести-Ямал / стоп-кадр

昨日の投稿で、ロシア極北のカラ海に面したヤマロ・ネネツ自治管区のベルイ島で廃棄物回収作業を行っていたボランティアチームによって発見・保護された脚を負傷した赤ちゃんがペルミ動物園で保護・飼育されることになった件を投稿しています。 この赤ちゃんのセリクですが、昨日の23日にペルミ動物園に無事到着したそうです。

ペルミ動物園の獣医さんによればセリクは通常よりも発育がやや遅れているそうで、やはりお母さんがいなくなったために食べ物がなく飢餓の状態にあったことが原因のようですが、キャンプでボランティアチームによってミルクや食べ物を与えられたおかげで、健康状態は回復しつつあるようです、 心配された脚の傷の状態ですが、キャンプで抗生物質を毎日傷口に塗ってもらったおかげで、傷のほうは癒えてきているそうです。 しましこのセリクはまだ足を引きずって歩いており、しばらくはペルミ動物園内の動物病院でさらに治療を受けるそうで、すぐには一般公開しないそうです。

この下の映像はベルイ島で動けなくなっているこの赤ちゃんの様子や脚を引きずっている様子や、チームのメンバーから魚をもらっている姿ををペルミのTV局のニュース映像で見ることができます。 それから最後のほうに今日のペルミ動物園のホッキョクグマ展示場が映っていますが、アンデルマの元気な姿で映っています。 実に喜ばしいことです。



この下の映像はベルイ島のキャンプでのセリクの様子や傷の治療、そして麻酔によって移動の準備が行われているときの映像を極北の地元のTV局がニュースで伝えているものです。





この赤ちゃんのセリクの名前ですが、今回の新しい報道ではセリリ(Сэр Ири) という名前で紹介されており、これは極北のネネツ語で「白い父」を意味するそうで、ペルミ動物園でもその名前は変えないと言っているようです。 「セリク」と「セリり」のどちらが正しいのかわかりませんが月曜日にペルミ動物園で報道陣にこの赤ちゃんを公開するそうですから、そのときにどちらの名前で紹介されるかによって今後の名前の記載方法を考えたいと思います。 とりあえず今は「セリク」と呼んでおくことにします。

それからもう一つ、これは大変なニュースですがペルミ動物園によれば10月にカザンから雌の幼年個体がペルミ動物園に移動してくるそうです。 となれば、この幼年個体はカザン市動物園で昨年の12月にマレイシュカお母さんの産んだユムカに違いありません。 このユムカの父親はペルミ動物園からカザンに出張しているユーコンですから、ユムカの権利は当然ペルミ動物園にあるわけで、いずれはペルミ動物園に移動してくる可能性があったわけですが、生後10か月ほどでマレイシュカお母さんに別れを告げてペルミ動物園に移動してくるというのは少し可哀そうな気もします。 しかしペルミ動物園ではこのユムカをセリクの遊び友達にすると言っていますので、ユムカにとってはむしろ幸運かもしれません。 アンデルマは偉大すぎてユムカなど相手にしないでしょうから、セリクがこうした形でペルミ動物園に来たのはユムカにとってツキがあると言えるでしょう。

(資料)
Арктика-Инфо (Aug.23 2013 - Медвежонок с острова Белый Сэр-Ири поселится в Пермском зоопарке)
ОГТРК Ямал-Регион (Aug.23 2013 - На острове Белый волонтёры спасли медвежонка-сироту )
Т7-Информ (Aug.23 2013 - Раненного на Ямале медвежонка привезли в Пермский зоопарк и уже нашли ему подружку в Казани)

(過去関連投稿)
ロシア極北、カラ海のベルイ島で前脚をケガをして動けなくなっていたホッキョクグマの赤ちゃんが保護される
ロシア極北、カラ海のベルイ島で保護された赤ちゃんはセリクと命名され、ペルミ動物園での飼育が決定

(*以下、カザン市動物園のユムカ関連)
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園で誕生の赤ちゃんの命名について同動物園が告知
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の赤ちゃん命名のイベントは悪天候で延期となる
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の赤ちゃんの命名は最終的にネット投票へ
ロシア連邦 ・タタールスタン共和国、カザン市動物園の雌の赤ちゃんの名前が 「ユムカ 」 に決定!
ロシア連邦・タタールスタン共和国、カザン市動物園のユムカは順調に生後7か月が経過
by polarbearmaniac | 2013-08-24 01:00 | Polarbearology

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