街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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とくしま動物園のバーレーが亡くなる ~ アンデルマのカザン市動物園における同僚だった彼女の死

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バーレー (2012年6月23日撮影 於 とくしま動物園)
Nikon D5100  Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD

報道によりますと、とくしま動物園は26日、同園で飼育されていた雌のホッキョクグマのバーレーが25日に亡くなったことを発表したとのことです (本日27日早朝現在ではまだ同園からのHPでの正式な告知はなされていないようです)。  報道によればバーレーは今年5月から動きが鈍くなり、7月からほとんど寝たきり状態だったとのことです。 今年の夏の猛暑もかなり影響していたのでしょうか。 具体的な死因については同園の語る「老衰」 としか報じられていません。 享年27歳。
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バーレー (2012年6月23日撮影 於 とくしま動物園)

バーレーの出自に関しては「若々しさを保つバーレー ~ 偉大なる母の娘、ここにあり」にも書きました通り彼女はロシア・サンクトペテルブルク (当時はまだソ連のレニングラード) のレニングラード動物園で1985年12月3日に生まれ、彼女の母は現在同園に君臨している女帝ウスラーダの前の世代におけるレニングラード動物園の雌の2枚看板であった名ホッキョクグマのエジャでした。 このバーレーは、すでに亡くなっている上野動物園のレイコの腹違いの妹にあたります。  バーレーはかつてロシアのカザン市動物園で約11年間飼育されていたことがありますが、その時に一時期この カザン市動物園で彼女の同僚であったのが現在ペルミ動物園で暮らすあの偉大なるアンデルマです。 しかし、カザン市動物園はアンデルマもこのバーレーも繁殖させることには成功せず、結局アンデルマは1997年にカザン市動物園を去りペルミ動物園へ、そして翌年1998年に当時12歳だったこのバーレーはカザン市動物園を旅立って来日し、そしてそれ以来とくしま動物園で飼育されていたというわけです。 そして後年、このバーレーはルルとララの父親であったシローの最後のパートナーでもあったわけでした。

ここでバーレーの生前の姿を2つの映像でご紹介しておきます。

Bare does not need to rush to the refreshment ice,
at Tokushima Zoo, Japan on Jun.23 2012.


Bare is scratching her back after swimming,
at Tokushima Zoo, Japan, on Jun.23 2012.


謹んでバーレーの冥福を祈ります。

(資料)
産経新聞 (Aug.27 2013 - 高齢のホッキョクグマと赤ちゃんピューマが死ぬ とくしま動物園)

(過去関連投稿)
シロー爺さんとバーレー
パーレー三態
シロー爺さん(ララ、ルルの父)健在!
シロー (ララ、ルルの父)  1979 - 2010
シローお別れ会 (とくしま動物園)
頑張れバーレー!
阿波の国に独居のホッキョクグマを訪ねて
バーレーの水遊び
若々しさを保つバーレー ~ 偉大なる母の娘、ここにあり
ロシア・ペルミ動物園のアンデルマ、その日常の姿(4) ~ 遠征での映像より
by polarbearmaniac | 2013-08-27 06:00 | Polarbearology

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