街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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札幌・円山動物園のマルル転落事件後の同園の関連発表 ~ "Nothing can come of nothing."

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ララお母さんとマルル、ポロロ 
(2013年6月9日撮影 於 円山動物園)

昨日、札幌の円山動物園でマルルが展示場を囲む堀に転落したという事件があったようですが、それにともなってと思われますが円山動物園は本日25日付けで 『世界のクマ館』一部工事による、展示場の移動」というニュースを本日午後にHPに掲載しています。 このHPのニュースはララ親子の場所の移動を述べていますが昨日までこの親子のいた場所に再び工事の手が入るのか、そしてそれならばこの「一部工事」がはたして安全対策のための工事を含むものであるかについては述べられていません。 また、マルルとポロロの名前が記載されていないということは、この双子は展示しないということなのかどうかもはっきりしません(*後記 - マルルとポロロの名前は夕方に追加されたようです)。 そもそもマルルの転落事件そのものについて触れていませんから、必然的にマルルが本当にケガがなかったか元気なのかの記載がないもある意味では当然でしょう。 この点に関するならば整合性のある一貫した記述であるようにも思います。 ただしちょっといただけないのは、9月25日付けなのに「9月14日より」と記載されている点です。 これはちょっと紛らわしいですね。 読む者を混乱させます。

それにしてもちょっと肩透かしをくらったような感じです。 今回の件は一部の人が騒いでいるだけで実際はそうたいした問題ではないという同園の認識による 「大人の対応」 なのだと理解したほうがよいのでしょうか? すぐにララ親子の元気な姿を見に行けない者にとってはちょっと切ない感じがします。 これではカザンに行くどころの話ではなくなってきますね。 「マルルには全くケガがなく現在も元気であるから昨日の件は事故といった大仰なものではなく、よって転落そのものは敢えてHPで公表すべき種類のものではないマイナーな出来事だ。」 という同園の認識なのでしょう。 仮にそうであるならば、その意味に関する限りにおいては同園の認識とHPの記載内容とは首尾一貫しているとも言えなくもありません。 マルルについて何も触れないということはマルルが無事であるということを示している...そう考えるしかありません。 ただし今後の安全対策について同園の取り組みを注視したいと思います。

(資料)
札幌市・円山動物園新着情報 (Sep.25 2013 - 「世界のクマ館」一部工事による、展示場の移動)

(過去関連投稿)
ホッキョクグマが堀に落ちたらどうなるか? ~ 大ケガから回復したホッキョクグマ、元気に故郷に里帰り!
ホッキョクグマが堀に落ちたらどうなるか?(その2)(前) ~  動物園の危機管理
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by polarbearmaniac | 2013-09-25 15:00 | Polarbearology

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