街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

カナダ・チャーチルで人を襲ったホッキョクグマが無事にアシニボイン公園動物園に到着

a0151913_1585737.jpg
Photo(C)Assiniboine Park Zoo

9月初めにカナダのマニトバ州チャーチルでホッキョクグマが深夜歩いていた人を襲ったものの被害者がスマートフォンの光でホッキョクグマを追い払ったという事件がありました。 その事件に関しては「カナダ・マニトバ州チャーチルで人を襲った3歳のホッキョクグマがアシニボイン公園動物園で飼育へ」という投稿をご参照いただきたいのですが、この3歳の雄のホッキョクグマは捕獲されウィニペグにあるアシニボイン公園動物園に送られることになったこともその投稿で述べました。 このホッキョクグマが昨日10日にアシニボイン公園動物園に到着し、同園内のホッキョクグマ保護・厚生センター (The International Polar Bear Conservation Centre) に無事入ったことが報じられています。まずは30日間の検疫期間となるそうです。 これを伝えるTVニュースは こちらをご覧下さい。 冒頭はCMです。

このホッキョクグマは来年夏に同園内にオープンする新しいホッキョクグマ飼育展示施設である “Journey to Churchill” で展示されることになるようです。それまでは暫定的な施設で飼育され、すでにこの動物園で飼育されているトロント動物園で2011年10月に生まれ人工哺育で育てられた2歳のハドソンとは別飼育となる模様です。 アシニボイン公園動物園の担当者によりますと、飼育下で育ったハドソンのような個体と野生下で生きてきた今回のようなホッキョクグマを将来に同居させることは考えていないそうで、新施設の “Journey to Churchill” でも場所を仕切って展示するそうです。 野生出身といっても今回チャーチルで捕獲されたホッキョクグマはすでに3歳となって親離れしているわけで野生孤児というわけではありません。 その意味で、「野生出身」という言葉には2つの語義があるわけで、今後もこれは注意せねばならないでしょう。 「野生孤児」は全て「野生出身」と言えますが、「野生出身」が全て「野生孤児」ではないということです。

(*追記 - カナダの地元TV局の番組でアシニボイン公園動物園の主任の方がハドソンと今回の野生のホッキョクグマを引き合わせるためのプロセスを語っています。 非常に慎重に時間をかけて行いたい旨を述べていますが、最終的には必ずしも同居を実現しなくてもよいというというニュアンスですね。 決して無理をしないという方針のようです。)



(資料)
Assiniboine Park & Zoo (Oct.10 2013 - Polar Bear from Churchill Has Arrived in Winnipeg)
CTV Winnipeg (Oct.10 2013 - Churchill polar bear arrives at Winnipeg zoo)
Global News (Oct.10 2013 - Wild polar bear arrives at Winnipeg zoo)
CBC (Oct.10 2013 - Polar bear that attacked man in Churchill arrives in Winnipeg)
Winnipeg Free Press (Oct.10 2013 - Churchill polar bear settling in at Winnipeg zoo)
ChrisD.ca (Oct.10 2013 - Winnipeg Zoo Welcomes Polar Bear from Churchill)
CTV News (Oct.1 2013 - How will Hudson adapt to arrival of second polar bear at Winnipeg zoo?)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州チャーチルで人を襲った3歳のホッキョクグマがアシニボイン公園動物園で飼育へ

*(以下、ハドソン関連)
カナダ・トロント動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 今シーズン最初の出産ニュース
カナダ・トロント動物園で誕生の赤ちゃん、生き残った2頭のうち1頭が死亡
カナダ・トロント動物園にて人工哺育で育てられた赤ちゃんが遂に一般公開
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている赤ちゃんの名前が決まる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されたハドソンの近況
カナダ・トロント動物園で人工哺育されたハドソンの満一歳のお誕生会が開催される
カナダ・トロント動物園のハドソンがマニトバ州のアシニボイン公園動物園へ移動 ~ 新天地への船出
カナダ・トロント動物園のハドソンがウィニペグのアシニボイン公園動物園に無事到着
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園で遂にハドソンが一般に公開される
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園のハドソンの近況

(*以下、アシニボイン公園動物園関連)
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内に建設中のホッキョクグマ保護・厚生センターについて
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内にホッキョクグマの保護・厚生施設が完成
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新展示場施設の建設  ~  偉大なるデビーの遺したもの
by polarbearmaniac | 2013-10-11 16:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

アメリカ・トレド動物園のホー..
at 2017-09-26 10:00
ロシア北東部の内陸をさまよう..
at 2017-09-26 03:00
ウクライナ・ハリコフ動物園の..
at 2017-09-25 03:00
ロシア北東部サハ共和国で北極..
at 2017-09-23 22:00
ロシア・ペルミ動物園が間もな..
at 2017-09-23 00:30
大阪・天王寺動物園がゴーゴの..
at 2017-09-22 01:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-09-21 01:00
アメリカ・オレゴン動物園のノ..
at 2017-09-21 00:30
ピョートル(ロッシー)とクラ..
at 2017-09-20 06:00
ロシアのサーカス団の4頭のホ..
at 2017-09-20 00:30

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag