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中国・上海動物園の小北が32歳で亡くなる ~ 大変残念な死亡後約1年も経過しての死亡事実の公表

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小北 Photo(C)东方新闻

中国の上海から大変悲しいニュースが入ってきました。 上海動物園が三日前の10月14日に初めて明らかにしたところによりますと、同園で飼育されていた雄のホッキョクグマの小北が32歳という高齢ですでに昨年亡くなっているとのです。 何故今頃になってこんなことを公表するのか理解に苦しみますが、小北の年齢を考えれば亡くなったことに特別に隠さなければならいような不審な点はないだろうとは思いますが、こういう形で彼の死が報道されることは残念でなりません。 彼の死の事実に対してそれを悲しむ声が上海であがっています。
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小北 (2010年3月20日撮影 於 上海動物園)

報道によりますと、この上海動物園をよく訪れる女性が昨年9月にこの小北の姿が見えないことに気が付いて不審に思っていたそうです。 今年の初めになっても姿を見せない小北に何人かの常連客も懸念を抱いていたそうです。 私はこの小北には2010年3月に上海動物園を訪問した時に会っています(過去関連投稿参照)。 その日は3月にしてはかなり気温の上がった日だったはずで、ずっと寝たままでした。 そろそろまた彼に会いに行かねばと思っていたところですが、本当に残念なことです。
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小北 Photo(C)新浪上海

彼は中国の報道によれば1980年生まれで当時のチェコスロヴァキアから中国に寄贈された個体だったとされていますがドイツのホッキョクグマファンの方から、彼は1980年11月11日にアメリカのサンディエゴ動物園で生まれ1983年から2000年初頭までチェコ(スロヴァキア)の2つの動物園で暮らした後、2000年1月から上海動物園で飼育されている個体であるとの情報をいただきました。 再度ここでその情報に感謝いたします。 中国の動物園サイドが明らかにする情報はやはり正確さに欠けるようです。 すでに以前にも御紹介していますが、生前の小北の映像を短いですけれども再度見てみたいと思います。



上海動物園は小北にかわるホッキョクグマの入手のためにロシアの動物園と交渉を行っているそうですが今のところいくつかの障害があって進展はないそうです。 「ロシアの動物園」というのは間違いなくモスクワ動物園のことでしょう。 となれば、現在ノヴォシビルスク動物園に預けられている2011年生まれのムルマお母さんの息子か、それとも同じく2011年生まれのシモーナお母さんの産んだ三つ子の一頭のどちらかでしょう。 しかし夏場に非常に気温の上昇する上海に送られるのは非常に可哀想に思います。 小北も上海の暑さに苦しんでいたという報道があります。 個人的にはモスクワ動物園と上海動物園との交渉がまとまらないように願うしかありません。

最後に小北の冥福を心より祈ります。 長い間、本当にご苦労様でした。
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Photo : 微博@上海動物園

(資料)
东方网上海 (Oct.15 2013 - 游客多次游玩未见北极熊 “百岁小北”已寿终正寝)
新浪上海 (Oct.15 2013 - 游客疑惑上海动物园北极熊不见了 回应称已寿终)
和讯网 (Oct.15 2013 - 游客:上海动物园北极熊不见了?回应:高龄“小北”去年已寿终)
东方新闻 (Jul.14 2001 - 酷热笼罩下的上海动物园)
新浪上海 (Jul.15 2009 - 入伏首日 上海动物园的动物们享受不同消暑待遇)

(過去関連投稿)
上海動物園のしろくま君
上海のしろくま君と持久戦の構え 
今回のしろくま君は、のんびりムード
中国・上海動物園のホッキョクグマ“小北”、31歳となる
by polarbearmaniac | 2013-10-17 01:30 | Polarbearology

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