街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・オハイオ州、トレド動物園のスーカーとサカーリの近況 ~ “Polar Expressed” に描かれた姿

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スーカーとサカーリ Photo(C)Toledo Zoo

アメリカ・オハイオ州のトレド動物園で昨年の11月21日にクリスタルお母さんから誕生した雌と雄の双子であるスーカーとサカーリですが、アメリカという国にありながらこの双子についての情報はそう多くありません。 アメリカの普通の動物園でしたらホッキョクグマの赤ちゃんというのは特別扱いされ、誕生から一般公開、そしてその成長の過程などは動物園サイドからだけではなくマスコミからもかなり情報が出てくるものですが、トレド動物園はホッキョクグマの赤ちゃんについては比較的冷静といいますが、特別扱いしない傾向があるようです。 トレド動物園というのはアメリカ動物園・水族館協会 (AZA - Association of Zoos and Aquariums) におけるホッキョクグマ飼育・繁殖についての担当部門では現在は主導的役割を果たしており、そういった余裕からなのでしょうか、大騒ぎするというよりは非常に抑制された態度が窺われるということなのでしょう。

さて、この双子の雌のスーカー、雄のサカーリですが、いくつかの映像を見る限りでは彼らは水遊びが大好きで取っ組み合いも大好きという双子のようです。 最近のものを一つだけご紹介しておきます。



スーカーとサカーリも体格に差が出てきているように思います。 やはり雄のサカーリのほうがやや大きいわけですが、こういった取っ組み合いでは雌のスーカーは決して雄のサカーリに負けないどころか、むしろ攻勢を取る場面もあり、なかなか気が強い面を見せています。 札幌のララはこれで2度目の双子の子育てですが、いずれも性別の同じ双子ですので、それぞれを見分けるには注意力が必要ですが、仮に性別が異なった双子の場合は夏の終わり頃から視覚的には体格に差が生じていることがわかるために見分けは容易になっていたでしょう。 ともあれ元気に成長しているスーカーとサカーリです。

アメリカが主催している ArtPrize という美術審査展があるのですが、一般の審査展とは違いこれは特定の審査員の審査ではなく作品を見に来た一般の人々の投票によって順位が決まるというユニークな審査展です。 今年それで第二位となったのがアニー・クラウター(Anni Crouter) さんの作品である “Polar Expressed” です。
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Photo(C)Western Herald

この作品はホッキョクグマの幼年個体を描いた水彩画で、アニー・クラウターさんはトレド動物園のホッキョクグマにインスピレーションを得て描いた作品だそうで、つまりスーカーとサカーリの姿がモチーフになっているということです。 以下でクラウターさんがその作品についてTVのニュース番組で語っているのを見ることができます。そして同時に作品も見ることができます。 この時はまだ最終選考の前のTop 10に選ばれたという段階だったようです。



私は最初はこれは写真ではないかと思ったほどでした。

(資料)
Mlive (Oct.6 2013 - Flint artist Anni Crouter's 'Polar Expressed' gets into ArtPrize top 10, voting nears end for top prize)
ArtPrize (2013 Second Place - Polar Expressed)
Western Herald.com (Oct.16 2013 - ARTPRIZE WINNERS: ANNI CROUTER WINS SECOND-PLACE WITH “POLAR EXPRESSED”)

(過去関連投稿)
アメリカ・オハイオ州のトレド動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
アメリカ・オハイオ州、トレド動物園で誕生の双子の赤ちゃんの産室内映像が公開
アメリカ・オハイオ州 トレド動物園で誕生の双子の赤ちゃんがクリスタルお母さんと戸外へ!
アメリカ・オハイオ州 トレド動物園で誕生の双子の赤ちゃんの名前を決める投票が始まる
アメリカ・オハイオ州 トレド動物園で誕生の双子の赤ちゃんの名前が「スーカー」 と 「サカーリ」 に決まる
アメリカ・オハイオ州 トレド動物園の双子の赤ちゃん、スーカーとサカーリが遂に一般公開される
アメリカ ・ オハイオ州、トレド動物園の双子の赤ちゃん、スーカーとサカーリの近況 ~ 映像と解釈
アメリカ ・ オハイオ州、トレド動物園の双子の赤ちゃんのスーカーとサカーリがTVでの同園のCMに登場
by polarbearmaniac | 2013-10-27 06:00 | Polarbearology

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