街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ ・ ロストック動物園のチャーチル逝く ~ 一時代を築いた偉大なるホッキョクグマの死

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チャーチル (1979 ~ 2013)
Photo(C)dpa / Bernd Wüstneck/Archiv

一頭の偉大なホッキョクグマがまた我々のもとを去りました。 ドイツ・ロストック動物園で飼育されていた間もなく34歳になろうとしていた雄のホッキョクグマのチャーチルが先週26日の土曜日に亡くなったそうです。 チャーチルは加齢が原因とみられる骨格筋異常 (Störungen des Bewegungsapparates) でここ数週間は歩けない状態が続いており体全体の状態も非常に悪化していたとのことです。 ロストック動物園では彼の死を大いに悼んでいます。

このチャーチルは6歳から25歳という雄の繁殖期において10頭もの子供たちの父親となったわけです。 最近では2004年に誕生hしたヴィーナスとヴェラスカの雌の双子の父親であって、その双子の誕生についてはつい先日、ヴィエナお母さんが産室で出産するシーンを再度ご紹介したばかりでした。 そしてヴッパータール動物園で昨年の1月にアノーリを産んだヴィルマもこのチャーチルの娘であるわけです。
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         Photo(C)Zoo Rostock

このチャーチルを含めていわゆる「ロストック系」についてはそのうち詳しく投稿しようと考えていたわけでしたが、いつもこうしてそういったことがなされる前にホッキョクグマが亡くなってしまうことを非常に悔しく思っています。 このチャーチルはもともとロストック動物園の生まれで、途中2年間ほどスウェーデンのコルモルデン動物園 (Kolmårdens Djurpark – コルモルデン野生動物公園) などに移動していた時期もありましたが、それ以外はずっとこのロストック動物園で飼育されていたわけで、ロストックの地元の報道によれば「多くのロストックの子供たちは彼を見て育った」と表現できるような偉大な存在だったわけでした。 ドイツホッキョクグマ界の重鎮であったチャーチルの2年ほど前の姿をご紹介しておきます。開始から1分37秒ほどまでが彼の映像です。 その次に登場しているのがヴィエナで、彼女はチャーチルの2番目のパートナーだったわけです。



偉大なホッキョクグマ、チャーチルの死に謹んで哀悼の意を表します。

(資料)
Rostock-Heute (Oct.28 2013 - Schwerer Abschied von Eisbär „Old Churchill“ im Zoo Rostock)
FOCUS Online (Oct.28 2013 - Rostocker Eisbär „Churchill“ gestorben: Schwerer Abschied)
by polarbearmaniac | 2013-10-29 02:00 | Polarbearology

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