街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・アシニボイン公園動物園で保護されている3歳の雄のホッキョクグマが 「ストーム」 と命名される

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ストーム Photo(C)Assiniboine Park Zoo

9月初めにカナダのマニトバ州チャーチルでホッキョクグマが人を襲ったために捕獲され、その後にウィニペグにあるアシニボイン公園動物園内のホッキョクグマ保護・厚生センター (The International Polar Bear Conservation Centre) に送られた3歳の雄の野生のホッキョクグマについては「カナダ・マニトバ州チャーチルで人を襲った3歳のホッキョクグマがアシニボイン公園動物園で飼育へ」、及び「カナダ・チャーチルで人を襲ったホッキョクグマが無事にアシニボイン公園動物園に到着」の2つの投稿をご参照いただきたいと思います。 上の写真をワンクリックしていただくとこの3歳の雄のホッキョクグマがアシニボイン公園動物園に到着したことを伝えるTVニュースを見ることができます。 さて、このたびアシニボイン公園動物園より11月1日付けで正式発表があり、この3歳の雄のホッキョクグマの名前が「ストーム (Storm)」 に決まったとこのことです。
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ストーム(チャーチルの保護施設) Photo(C)Province of Manitoba

この名前についてアシニボイン公園動物園は、もともとこのホッキョクグマはチャーチルのホッキョクグマであるのでチャーチルの子供たちに名前を決めてもらうことが重要だと考えていたそうでチャーチルのマールバラ公学校 (Duke of Marlborough School) の生徒と父兄が参加してホッキョクグマの名前のコンテストを行い学校の先生たちが4つの名前を選考した後に、町長さんなどからなる審査員が名前を最終的に決定したそうです。「ストーム」というのは「嵐」という意味ですが、これは「ホッキョクグマの町」であるチャーチルの冬期の暴風を意味するわけで、ホッキョクグマの名前としては素晴らしい名前だとマールバラ公学校の校長は語っています。 アシニボイン公園動物園は、つい先日同園に到着した生後11ヶ月の雌の野生孤児についてもその名前の選考をマールバラ公学校に依頼したそうです。

「ストーム (Storm)」 というのは実に新鮮な名前ですね。 ドイツ語では「シュトゥルム (Sturm)」 となりますね。 シェイクスピアの最晩年の作品である「テンペスト (The Tempest)」 はドイツでは “Der Sturm” というタイトルで呼ばれています。 ベートーヴェンのピアノソナタ op.31-2 は日本では「テンペスト」 というシェイクスピアの作品の原題そのままで通称として呼ばれていますが、実はこの曲はドイツでは “Der Sturm” という通称で呼ばれています。 いずれにせよこれは「嵐」です。 ドイツでホッキョクグマの赤ちゃんが誕生して雄でしたら "Sturm" という名前はどうでしょうか?  悪くないと思います。

(資料)
Assiniboine Park Zoo (Nov.1 2013 - Name Announced for Male Polar Bear at
Assiniboine Park Zoo
)
Assiniboine Park Zoo (Nov.1 2013 - The Assiniboine Park Zoo is pleased to introduce you to Storm!)
Winnipeg Free Press (Nov.1 2013 - Male polar bear cub gets his name: Storm)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州チャーチルで人を襲った3歳のホッキョクグマがアシニボイン公園動物園で飼育へ
カナダ・チャーチルで人を襲ったホッキョクグマが無事にアシニボイン公園動物園に到着
by polarbearmaniac | 2013-11-02 02:00 | Polarbearology

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