街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・マニトバ州チャーチルで自然保護官に母親を射殺された雌の孤児がアシニボイン公園動物園で保護へ

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Photo(C)Assiniboine Park Zoo

先日、「カナダ・マニトバ州 チャーチルの街中で2頭のホッキョクグマが自然保護官に射殺される」という投稿で、チャーチルで人間を襲ったホッキョクグマを追跡した自然保護官が子供を連れた母親がその問題のホッキョクグマだと誤認したのか、母親を射殺してしまった件をご紹介しています。 実に気の毒な事件でした。
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Photo(C)Assiniboine Park Zoo

その母親の連れていた幼年個体はチャーチルのホッキョクグマ保護収容施設で一時的に保護されましたが、このたびウィニペグのアシニボイン公園動物園のホッキョクグマ保護・厚生センター (The International Polar Bear Conservation Centre)で保護されることとなり、現地時間の昨日夜に無事にアシニボイン公園動物園に到着したことが報じられています。 今回の孤児は生後11ヶ月と推定できる雌の幼年個体であり、同園は来年の夏に完成する新ホッキョクグマ飼育展示場である “The Journey to Churchill” で展示することにするそうです。  

これでアシニボイン公園動物園ではトロント動物園生まれで人工哺育で育てられた2歳の雄のハドソン、それからチャーチルで人間を襲った後に保護された野生の若年個体である3歳の雄のストーム、さらにチャーチルの空港付近をとぼとぼと歩いていて保護されたやはり生後11ヶ月と推定できる雌のオーロラ、現在この3頭が飼育されているわけですが、それに加えて今回の雌の幼年個体を合わせて4頭が飼育されることになります。

それにしても今年はこういった野生孤児保護の話が多いと思います。特にこの今回の雌の幼年個体のケースは本来はホッキョクグマを守るべき立場にある自然保護官に誤射と思われる状況で母親を射殺されたわけですから、とりわけ同情すべき孤児だと思います。 幸いに健康状態は非常に良好のようで、母親を目の前で失ったこの幼年個体も早くこのアシニボイン公園動物園に順応していってほしいものです。 まずは30日間の検疫期間に入るとのことです。

(資料)
Assiniboine Park Zoo (Nov.20 2013 - Polar Bear Cub from Churchill Settling in to New Home at Assiniboine Park Zoo)
CBC News (Nov.20 2013 - New polar bear cub arrives in Winnipeg)
Winnipeg Free Press (Nov.20 2013 - Zoo gets new female polar bear cub)
CTV News (Nov.20 2013 - Second polar bear cub arrives at Winnipeg zoo)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内にホッキョクグマの保護・厚生施設が完成
カナダ・アシニボイン公園動物園で保護されている3歳の雄のホッキョクグマが 「ストーム」 と命名される
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園で保護された雌の野生孤児が「オーロラ」と命名される
カナダ・マニトバ州 チャーチルの街中で2頭のホッキョクグマが自然保護官に射殺される
by polarbearmaniac | 2013-11-21 11:00 | Polarbearology

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