街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・マニトバ州ウィニペグのアシニボイン公園動物園の野生孤児オーロラが歯科治療手術を受ける

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Photo(C)CTV News

10月下旬にカナダ・マニトバ州のチャーチルの飛行場近くで自然保護官によって保護された生後11ヶ月と推定される一頭の雌の野生孤児個体がアシニボイン公園動物園内のホッキョクグマ保護・厚生センター (IPBCC - The International Polar Bear Conservation Centre) に入りオーロラと命名された件についてはご紹介しています(過去関連投稿参照)。 
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Photo(C)Metro Winnipeg

このオーロラですが、アシニボイン公園動物園に到着した時にすでに2本の歯が折れており、その他の口内の状態にも問題があったため、昨日の26日に4時間半もの歯科治療手術が同動物園内の病院で行われたそうです。 この治療手術は動物歯科の専門医であるコリーン・オモロー医師のもとで行われ、2本の乳歯 (baby teeth) と1本の折れかかっていて感染症のあった永久歯を取り除く処置が行われました。 この歯科手術に参加したアシニボイン公園動物園の獣医さんが語るには、飼育下のホッキョクグマではこういったように歯が折れるというのは珍しく、野生下ではアザラシ狩りなどの際に獲物が暴れてそれを押さえつける際に歯が欠損するということがあるそうです。歯が欠損したり感染症にかかった場合の苦痛は大きく、時としては死亡につながる原因になりうるそうです。 その治療手術開始の部分の様子を見てみましょう。 (冒頭にCMが入る場合があります。)



次にこの下の映像はもっと明瞭な形で撮影された治療手術の様子です。



今回の歯科治療手術は無事に終了しオーロラは麻酔からも覚醒しているそうで、一か月後に再びオモロー医師の術後検査の診察を受けることになるそうです。

(資料)
CBC News (Nov.26 2013 - Polar bear cub undergoes 4 hour surgery at Winnipeg zoo)
Winnipeg Free Press (Nov.26 2013 - New polar bear gets dental work on broken teeth)
CTV News (Nov.26 2013 - Aurora the polar bear goes to the dentist)
MetroNews Canada (Nov.26 2013 - Gallery: Winnipeg polar bear gets dental work at Assiniboine Park Zoo)
Global News (Nov.26 2013 - Polar bear cub undergoes dental surgery)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内に建設中のホッキョクグマ保護・厚生センターについて
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内にホッキョクグマの保護・厚生施設が完成
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新展示場施設の建設  ~  偉大なるデビーの遺したもの
カナダ・マニトバ州チャーチル付近で野生孤児が保護され、ウィニペグのアシニボイン公園動物園で飼育が決定
カナダ・マニトバ州チャーチル付近で保護された雌の野生孤児がアシニボイン公園動物園に無事到着
カナダ・マニトバ州のアシニボイン公園動物園で保護された雌の野生孤児が「オーロラ」と命名される
(*以下、ホッキョクグマの歯科治療手術関連)
モスクワ動物園・ウランゲリ(旭山動物園イワンの父)の虫歯治療 ~ 動物歯科医チームの活躍
スコットランドのハイランド野生公園、ウォーカーの歯科手術
スコットランド・ハイランド野生公園のアルクトスが歯科治療を受ける
カナダ・ケベック水族館の11歳のティグアク、歯科治療の麻酔中に亡くなる
アメリカ・ワシントン州 タコマのポイント・デファイアンス動物園のボリスが4時間半の複合治療処置を受ける

(*追加資料)
アメリカ・メリーランド州ボルチモアのメリーランド動物園で飼育されている当時12歳の雌であるアノーキが2009年2月に歯科治療手術を受けた際の映像をご紹介しておきます。


The Sun (Feb.6 2009 - Polar bear root canal is a sedate affair)
by polarbearmaniac | 2013-11-27 11:00 | Polarbearology

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