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オランダ・ヌエネン、「動物帝国」 のピセルとノルチェの満一歳のお誕生会 ~ フリーマスお母さんの母性

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ピセル(右)とノルチェ(左) Photo(C)Martijn Wilbers

昨年の11月16日にオランダ・ヌエネンの「動物帝国 (Dierenrijk)」 でフリーマスお母さんから誕生した雄のピセル (Pixel) と雌のノルチェ (Noordje) の双子についてはここのところあまり投稿していませんでした。 しかしこの双子は順調な生育で満一歳の誕生日を迎え、そして11月10日の日曜日にお誕生会も開催されていますので、その様子を見てみることにしましょう。



この10歳のフリーマスお母さんですが、彼女はカナダのサンフェリシアン原生動物園のエサクバクと双子姉妹であり共にカナダで保護された野生孤児だったわけです。 サンフェリシアン原生動物園ではエサクバクと同居しており、そこに繁殖のために1頭加わった雄がイヌクシュクだったというわけです。 イヌクシュクは2頭のうちエサクバクと繁殖行為を行って2009年11月にエサクバクから誕生したのがタイガとガヌークの双子です。 フリーマスはその後にオランダの「動物帝国」に北米欧州間の個体交換で移動となったわけですが、その時に彼女と交替でオランダからカナダに渡ったのがイレ (Yellé – ジェル) だったわけで、このイレは現在エサクバクのパートナーとなっています。 イレ(オランダではジェル)はあのフギースお母さんの産んだ三つ子の一頭というわけです。 このイレがオランダを出発する前日の「動物帝国」での姿をご紹介しておきます。 非常にスリムな体型だったようですね。



2009年11月のエサクバクの出産同様、この双子姉妹のフリーマスもオランダでこうして出産しているわけで、やはり双子姉妹は両方とも繁殖に成功する確率の高いというその一つの例でしょう。 そして同じように雌2頭(双子姉妹)に雄1頭を加えた3頭同居は繁殖の確率が高いという一例をここでも示しているように思います。 ですから、同じ双子姉妹であるララ (札幌)だけが繁殖してルル (旭川) が繁殖しないということはないだろうとも考えたくなるわけです。 このフリーマスお母さんの育児の映像はいくつもあるのですが私が見た限りでは、やはり「情愛型」かつ「対象関与型」の母親という感じが強くします。 つまりララとかシモーナに近い母親像という感じがしますが実際に観察してみないと断言は難しいでしょうけれども、まあ間違いないところでしょう。 一つだけ今年の2月、つまりピセルとノルチェが戸外に登場してから間もない時期の映像を2つご紹介しておきます。





なかなかどっしりとした安定感のある素晴らしいお母さんです。 子育て初体験には見えません。 さて、ここでピセルとノルチェの最新の映像をもう一つ見てみましょう。



本当に大きくなったものです。 ちなみにこの「動物帝国」では入場者数が昨年より11.1%増えているそうで、同園ではその全ての原因はこのホッキョクグマの双子の公開であると考えているそうです。
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ピセルとノルチェ Photo(C)Dierenrijk

(資料)
deweekkrant.nl (Nov.4 2013 - IJsbeertweeling viert verjaardag)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2013-11-30 06:00 | Polarbearology

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