街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の幼年個体の近況 ~ 父親との同居は今回も実現の模様

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2012年12月生まれの幼年個体
Photo(C)Zoosafari di Fasano

昨年暮れにかけて世界の動物園で誕生した個体の中で最も情報が少ないのが南イタリア・ファザーノのサファリ動物園で昨年12月24日にマリッサお母さんから生まれた幼年個体です。 なにしろ名前はおろか性別も正式に発表されていないほどです。 この個体は上野動物園のデアの妹もしくは弟にあたるわけですが、ネット上に登場する写真も極めて乏しく、本当に元気にしているのだろうかという疑問さえ浮かんでくるほどでした。 前回、「イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の赤ちゃんの最近の姿 ~ 果たしてまた父親との同居はあるか?」という投稿でもご紹介していますが、この幼年個体がデアと同じように果たして父親と同居しているのかもよくわかりませんでした。
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マリッサお母さんと2012年12月生まれの幼年個体
Photo(C)TripAdvisor

ところがこのたび妙なことからこの幼年個体の元気な姿を確認できました。 実は11月暮れ頃から12月初頭にかけてこの地方を襲った大雨のためにサファリ動物園が被害を受け、場所によっては浸水した箇所もあったそうです。 一部の動物たちは避難させられたようですがホッキョクグマはその必要もなく無事だったようです。 これを伝える地元のニュースの中にこの幼年個体が登場しています。 開始後55秒あたりから最後までをご覧ください。



この映像で見る限り両親が一緒に写っていますので、ということはこの幼年個体も親子3頭で同居していると考えて間違いないでしょう。 一歳にもならないホッキョクグマの幼年個体を母親だけではなく父親もその展示場に入れて同居させるというのは世界の動物園での「禁じ手」ですが、このサファリ動物園はそれを実現しているのは凄いことです。 これについては以前の投稿である「上野動物園の女神デア、その神性の宿るところ ~ 父親との同居成功という稀有の体験が語るもの」をご参照下さい。

それからやはり映像で見る限りでは私はこの幼年個体は雄なのではないかと想像します。 しかし顔を水に入って濡れていますので正確な性格な判別は難しいように思います。

ともかくこの個体はあと2~3年はマリッサお母さんと共に暮らすことになるだろうと思われます。

(資料)
La Repubblica Bari.it (Dec.2 2013 - Maltempo, allagato lo Zoo di Fasano
i vigili del fuoco tra orsi e ippopotami
)
Quotidiano di Puglia (Dec.3 2013 - Il nubifragio allaga lo Zoosafari Fasano, sfiorata la tragedia)
ANSA.it (Dec.2 2013 - Allagamenti in Zoosafari, salvi animali)

(過去関連投稿)
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の双子の赤ちゃんの写真が遂に初めて公開される
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の双子の赤ちゃんが早々と戸外へ登場
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の双子の赤ちゃん、一頭が亡くなる
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の赤ちゃん、マリッサお母さんとともに一般に公開される
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園で誕生の赤ちゃんの最近の姿 ~ 果たしてまた父親との同居はあるか?

(*以下、デア関連)
イタリア・ファザーノ、サファリ動物園での2008年産室内映像を振り返る ~ デア (現 上野動物園)の誕生
久方振りの上野動物園でデアとの対面 ~ 姉に瓜二つのラテン的美女の将来のパートナーは?
盛夏の上野動物園、日曜日午後のデアの姿
花の季節の到来した上野、女神デアの日曜日 ~ 「知性」から「象徴的存在」への真直ぐな階段
上野動物園の女神デア、その神性の宿るところ ~ 父親との同居成功という稀有の体験が語るもの
梅雨の合間の女神デアに会い彼女のパートナー候補を考える ~ イコロ、キロルの線はすでに消えた?
晩秋の晴天下に女神デアは何を想う? ~ 牙を剥いた「不気味な力」の前に苦境となった(?)上野動物園
by polarbearmaniac | 2013-12-11 01:00 | Polarbearology

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