街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・サンディエゴ、シーワールドのセーニャ、出産の有無の事実の発表ないまま元気に姿を現す

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セーニャとスノーフレイク Photo(C)SeaWorld San Diego

札幌・円山動物園のキャンディの妹でやはり出産を期待されていたアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのシーワールド(SeaWorld San Diego) に暮らす18歳の雌のホッキョクグマであるセーニャ (Szenja) については、昨年ご紹介していた通り嗅覚でホッキョクグマの妊娠判定を行うビーグル犬のエルヴィス君によって珍しく「妊娠している」と判定された雌でした。 この件については「ビーグル犬のエルヴィス君の妊娠判定 (2) ~ サンディエゴ ・ シーワールドのセーニャは “妊娠”!」をご参照下さい。

さて、私はこのセーニャ、そして姉のキャンディの姉妹ダブル出産については内心随分と期待はしていたのですが、キャンディに続いてこのセーニャもどうやら出産は無かったようです。 いや、正確にはあったかもしれませんが少なくとももうセーニャが産室を出てしまってイベントに登場している姿が10日付けの写真とニュース映像で公開されました。 それを見ていただきましょう。 セーニャと一緒に写っているのは雌のスノーフレイクです。 冒頭にCMが入ります。

実はこういうケースは一番困るわけです。 セーニャが元気だからいいようなものの、果たして出産があったものの赤ちゃんが衰弱死したケースなのか食害があったのか、それとも人工哺育になっているのかなどが全く公表されていません。 そもそも出産の有無についての情報がありませんから、エルヴィス君の嗅覚判定が正しかったかそうでなかったかの判断もできないわけです。 ともかくセーニャが元気に10日に姿を見せていることから、一応ここでは出産は無かったということにしておきたいと考えます。

シーワールドは昨年11月にそのSNSのサイトでセーニャに赤ちゃんが生まれるかもしれない ("A Polar Bear Cub May be on the Way !!!") と大きく報じており、そして一般の報道でもそれを報じていたわけですが、その後の続報は無く、こうやっていつの間にか姿を現すというのは何か後味の良くない感じもします。 もっとも、シーワールドは純粋な娯楽施設ですから、そういった「種の保存」に関連した情報の多くを求めるのは無理であるということも言えるでしょう。

それにしても飼育下でのホッキョクグマの繁殖、やはりなかなか難しいものですね。 今シーズンは世界を見渡しても「ホッキョクグマの赤ちゃん凶作の年」といった感じがします。 世界中の施設でまだ公表されていないものの、実はあと2頭ほどの雌が出産しているように予想しています。 果たしてどうでしょうか?  旭山動物園は例年と比較すると随分とニュースが遅くて私には「不気味な沈黙」のように感じてしまいます。 九回裏「逆転満塁サヨナラホームラン」は無理でしょうか?

(資料)
CBS8.com (Jan.11 2014 - Polar bears prove it's easy to play in the cold)

(過去関連投稿)
ビーグル犬のエルヴィス君の妊娠判定 (2) ~ サンディエゴ ・ シーワールドのセーニャは “妊娠”!
by polarbearmaniac | 2014-01-14 01:00 | Polarbearology

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