街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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旭山動物園のルルとサツキの展示が再開 ~ 同園にお願いしたいこと

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ルル (2012年5月17日撮影 於 旭山動物園)
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サツキ (2012年5月17日撮影 於 旭山動物園)

旭山動物園から昨日17日付で発表があり、同園で出産が期待されていたルルとサツキは16日から展示再開となっているそうです。 これで今回のシーズンの日本での結果が出そろってしまったということになります。 本当に残念な結果となりました。 白浜での人工哺育、姫路での不運...なんだかこれはすでに今までの繰り返しを見ているようでスッキリとした気分になれません。

昨年も書いたのですが、私は旭山動物園にとって必要なのはやはり「運」とか「風向き」とかいったことのような気がします。 よくスポーツでは「流れを呼び込む」といった言い方をしますが、これがどうしても必要だと思っています。 サツキとルルを同園でこれからも繁殖に挑戦させるとすれば、何か劇的な環境の変化を作って「流れを呼び込む」ということをやってみてはどうでしょうか。 ホッキョクグマたちに一種の「気分転換」をさせることによって、彼らの心身をリフレッシュさせてみてはどうでしょか。 例えば以下のようなことです。

① イワンをカプセル側に移動させ雌と同居させる。
② イワンと雌の2頭を同居させてみる(三頭同居の試み)。


この①はすでに試行されたそうですが、問題はイワンが濠に飛び込んでしまい危険であるといったことが課題だったと思います。 では思い切って濠の水位を上昇させ、さらに万が一にもイワンが来園者側に脱出することができないように 「ネズミ返し」 のような設備を作っておくということで対応できるのではないでしょうか。 「もぐもぐタイム」はピリカにやらせておけば役は十分にこなすと思われます。

この②については屋外から室内への扉が二つだったと記憶していますので夕方の三頭の収容は現実的にはかなり難しいとは思いますが、これはなんとかならないものでしょうか?  この3頭同居というのはかつて欧米でも繁殖に成果のあった方法です。 ただし世界的に動物園で飼育されているホッキョクグマの個体数が減少して今ではこの3頭同居を行うだけの頭数の余裕のある動物園は非常に少なくなっています。

とにかく環境の変化を作ることによって「風向き」を変えていただきたいと思います。 必ずしも劇的なことでなくともよいですから、何か小さな変化をいくつか作ってやることで今までとは違う空気を呼びこんでいただきたいと思います。 旭山動物園でホッキョクグマの繁殖がありませんと全国レベルでの繁殖に弾みがつかないように思います。

(資料)
旭山動物園 (Jan.17 2014 - しいくにゅーす/ホッキョクグマ「ルル」と「サツキ」の展示を再開しました

(過去関連投稿)
2012年の出産シーズンの最終局面をむかえて ~ 必要なのは「幸運」
 
by polarbearmaniac | 2014-01-18 08:30 | Polarbearology

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