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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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ララお母さんとマルル、ポロロの気儘な土曜日 ~ 見せつけられたララファミリーの絆の深さ

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ララお母さん、今年もなにとぞよろしくお願いいたします。 ポロロ(中央)とマルル(右)は本当に良く成長したものである。
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ララお母さんとマルル。
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そして、ララお母さんとポロロである。 ララお母さんの体はポロロにはまだまだ重いようだ。
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慎重にララお母さんのご機嫌をうかがうマルル。
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ポロロはまだまだ甘えっ子である。

ララ親子の情景

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ポロロ(左)とマルル(右)。 ようやくおもちゃが与えられたようだが、まだまだ少ない。

マルルとポロロのおもちゃ遊び

マルル、ポロロとララお母さんの気ままな土曜日

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ポロロ(左)とマルル(右)は太鼓腹である。
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マルル(左)とポロロ(右)。
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ポロロ(左)とマルル(右)。 こういった角度だとなかなか見分けが付きにくい。
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マルル(左)とポロロ(右)。
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眠るときはまだまだ親子一緒である。
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生後13ヶ月のマルルとポロロへの授乳

収容時間の近いララとマルル、ポロロ

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このララ親子を見ていると、彼女たちがくっついていようがいまいが、その絆の深さを感じる。 それは、現在もうここにはいないツヨシやピリカやイコロやキロルやアイラまでもが、実はララファミリーという強固な絆で結ばれていることを感じるのである。 ここに他のホッキョクグマはなかなか入り込む余地がないようにすら思えるのである。 今回のキャンディの豊橋からの長期出張も、そしてその前のサツキも、実はこの周囲の空間を支配しているララファミリーによって弾き返されてしまったような印象すら受ける。 この周囲の空間に、また繁殖のために別の雌の個体を連れてきても、やはりサツキやキャンディのようにホッキョクグマの神様が造りだした「場の空気」によってはじき出されてしまうような気さえするのである。 

マルルとポロロは今回のキャンディの出産準備のためにかなりの不自由を被っている。 ララお母さんも然りである。 だからこの母娘は元暮らしていた奥の展示場に早急に戻してやるべきだろう。 私が今回札幌に来た一番の理由は、改めてこの場所に来てみてキャンディのさらに一年の残留をさせるべきなのかどうかを自問自答したいためであった。 そして今日一日ここで彼らの姿を眺めていて感じたのは、やはりキャンディは予定通り豊橋に帰還するか、あるいは別の場所に移動したほうがよいだろうということである。 このあたりの「場の空気」というのは、この場所にはララ以外の母親の存在を許さないという「ホッキョクグマの神様」の命令のように感じる。 またまた以前の馬鹿馬鹿しい話を繰り返して恐縮だが、この周囲の「場の空気」は、マルルが転落事故を起こしても死亡することはないという空気である。 この場所は、ララファミリー以外のホッキョクグマに対して神様が憐みを与えてはくれない場所なのかもしれないとさえ思った。 この円山動物園はララファミリーの聖地である。 それ以外のホッキョクグマが幸せになるチャンスは無いかもしれないとさえ思った。

一昨年に新しく担当になられた飼育員さんはその年、ララの出産の成功に全力を尽くしたであろう。 だからキャンディにはひょっとしてあまり手が回らなかったのかもしれない。 そういう肩の力を抜いている個体の場合に限って不思議とホッキョクグマ(この場合はキャンディ)は出産するのである。 ところが今回は飼育員さんはキャンディの出産の成功に全身全霊を傾けたに違いない。 こういったときには不思議と出産はしないもののように思える。 ララお母さんは昨年の秋頃から、何故だか自分たち親子が最近は軽視されているのではないかと恨み節の一つでも吐いたのかもしれない。 ホッキョクグマの神様はそれを決して聞き逃さなかったのである。

Nikon D5200
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR
(Jan.18 2014 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2014-01-18 23:10 | しろくま紀行

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