街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・バッファロー動物園の野生孤児カリーの成長記録写真集 ("Kali's Story") が発売へ



昨年3月にアメリカ・アラスカ州の北西部の海岸のポイント・レイで狩猟者によってお母さんが射殺されてしまったために保護されアンカレッジのアラスカ動物園に送られ保護された後にニューヨーク州のバッファロー動物園で飼育されるようになった雄のカリー (Kali) については昨年いくつもの投稿をしており、とりわけ同じバッファロー動物園で人工哺育された雌のルナと同居してから以降もその様子を投稿してきましたので、それらは過去関連投稿をご参照下さい。

この野生孤児のカリーについて、このたびこのカリーのアラスカでの保護からアラスカ動物園を経てバッファロー動物園へと彼の軌跡と成長を追い続けた成長記録写真集が出版されることになりました。 それがこの “Kali's Story: An Orphaned Polar Bear Rescue” です。 著者はジェニファー・カーティス(Jennifer Keats Curtis) さん、写真を担当しているのはアラスカ動物園の専属カメラマンであるジョン・ゴメス (John Gomes) さんです。 この本の内容のほんの一部については冒頭のページの右側をスクロールしてご覧下さい。 単にカリーについての情報だけでなくホッキョクグマ一般に関する内容を含まれているようです。 Amazon のこちらのページ紀伊國屋書店のこのページからも購入が可能です(まだ発売になっていませんが「予約」を受け付けています)。 

私はホッキョクグマの写真集といえば何でもかんでも購入する人間ですので、この成長記録写真集も当然ながら購入の予定です。 しかし、写真集といえば何でも購入するとはいっても、どういうわけか日本人の撮ったものはあまり買いませんね。 何故かと言えば、ホッキョクグマに関してはどうもアマチュアに毛の生えたようなプロ意識が希薄な写真家が多いように思うからです。 日本人はカメラを製造することには秀でていても、写真を撮ることにかけてはその逆ではないかと思います。 野生のホッキョクグマに関しては、彼らの孤高の姿を写真で表現できる日本人のカメラマンはほとんどいないと言ってよいでしょう。 一方で、ホッキョクグマをお友達のように撮るディレッタンティズムに満ち溢れたカメラマンなら何人もいるといった具合です。  その理由は、客体(ホッキョクグマ)と撮り手の意識の detachment が日本人は不得意であるからだと私は思っています。 人に金を払ってもらって写真(集)を買ってもらうのだという意識が薄いように感じるのは、こういったことが原因でしょう。

それはさておき、一度ご紹介していますがアラスカ動物園でのカリーの映像を一つだけ振り返ってみましょう。



(資料)
Sylvan Dell Publishing ("Kalis Story: An Orphaned Polar Bear Rescue")

(過去関連投稿)
アメリカ・アラスカ州の北西岸でホッキョクグマの孤児の赤ちゃんが保護!
アメリカ・アラスカ動物園で保護された野生孤児のカリーが今春に期限付きでバッファロー動物園へ
アメリカ・アラスカ動物園で保護されている野生孤児のカリーの一般公開が始まる
アメリカ・アラスカ動物園で保護されている野生孤児のカリーを間近で撮り続けている専属カメラマンの視点
アメリカ ・ アラスカ動物園で保護されている野生孤児の赤ちゃん、カリーの近況と今後について
アメリカ・アラスカ動物園の野生孤児カリー、来週後半に ニューヨーク州のバッファロー動物園へ
アメリカ・アラスカ動物園の野生孤児カリーがニューヨーク州のバッファロー動物園に無事到着
アラスカで保護された野生孤児カリーをめぐるバッファロー動物園とセントルイス動物園との微妙な関係
アメリカ ・ ニューヨーク州、バッファロー動物園で遂にルナとカリーが初顔合わせ
アメリカ ・ バッファロー動物園でルナとカリーの正式な同居展示が開始 ~ カリーの今後について
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園でのルナとカリーの同居は順調に推移
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園の新施設建設の不足資金を州政府が一部負担の意向示す
アメリカ・バッファロー動物園がルナの移動可能性に言及 ~ 報道されている状況は本当に事実なのか?
アメリカ・バッファロー動物園の新施設建設資金の露骨な寄付募集活動に眉をひそめる地元の財団・基金
アメリカ・ニューヨーク州のバッファロー動物園に凝縮した新施設建設の問題 ~ 主役は来園者か動物たちか?
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園のルナとカリーの近況 ~ 展示需要と個体数のアンバランス
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園の新施設建設に対し州議会が州予算よりの援助を承認
アメリカ・バッファロー動物園が野生孤児カリーの継続飼育を狙い、遂に上院議員にFWSへの説得を依頼
アメリカ・バッファロー動物園が遂に新施設建設資金の全額調達に成功 ~ 「悪しき前例」 の危険性
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園のカリーの引き続きの同園での飼育が決定となる
アメリカ・ニューヨーク州バッファロー動物園でルナとカリーの一歳のお誕生会が開催される
by polarbearmaniac | 2014-01-23 01:00 | Polarbearology

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