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ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で待機中の2歳の雄の幼年個体 (豪太の弟) が中国へ

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ノヴォシビルスク動物園で待機中の2歳の雄 (男鹿水族館 豪太の弟)
Photo(C)Новосибирский зоопарк

ロシアより注目すべきニュースが流れてきました。 昨年6月よりロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園にモスクワ動物園から幼年個体が預けられている件についてはすでに「ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園にモスクワ動物園から雄の幼年個体が到着 ~ 謎と暗黒の闇」、及び「ロシア・西シベリア ノヴォシビルスク動物園に移動したモスクワ動物園生まれの幼年個体の姿」でご紹介していました。 その際の考察で、これは「モスクワ動物園、禁断・非公開のムルマお母さんと秘匿された2011年誕生個体の姿 ~ 闇に沈む深い謎」でご紹介していた2011年11月にモスクワ動物園のムルマお母さん(男鹿水族館の豪太の母) が産んだ雄であるという確実な結論に達していたわけです。 その雄の個体の昨年夏のノヴォシビルスク動物園での映像を再度ご紹介しておきます。



さて、現在ではもう2歳となっているこの雄の個体ですが、移動先が決まるまでの間のノヴォシビルスク動物園での半年以上にもわたる待機状態から、このたび2月15日に中国の北京に向けて空輸されることになったそうです。 ただし行先の最終目的地は北京ではなく、そこから先に別の場所に空輸される模様です。 この雄の個体の受け入れ先は彼のパートナーとなる雌を求めて苦労していたようですが、このたびその雌の入手が可能となったためにこのノヴォシビルスク動物園で待機していたこの雄の個体が中国に向けて移送の運びとなったようです。 最終仕向地の動物園がどこであるのかについては全く明らかにされていません。 ノヴォシビルスク動物園はただ「中国へ」という情報しか与えられていないようです。 この雄の個体はもともとモスクワ動物園で生まれ、そしてモスクワ動物園は彼を特定期間だけノヴォシビルスク動物園に預けているだけですから、ノヴォシビルスク動物園は何を知らされていなくても当然でしょう。 全てモスクワ側が握っているからです。

さて、このノヴォシビルスク動物園の待機個体が中国に行くということになりますと、先日いろいろと検討したロシア国内やウクライナの動物園に彼が行くという可能性が消えたわけです。 やはりこのムルマお母さんの2歳の息子の入手を図っていたのは中国だったようです。 では今度は彼のパートナーがどの雌の個体となるかですが、私は西安の曲江海洋極地公園に暮らす4歳の雌の双子(!)のセシとエスカではないかと思います。 しかし、ようやくその雌が確保できたためにこのムルマお母さんの息子が中国に向かうという状況から言えば西安であることはおかしいことになりますね。 実は本当に最終目的地が中国であるのかどうかも微妙な点はあるかもしれません。 ノヴォシビルスクから極東アジアの別の場所に向かうにせよ、とりあえずは北京でトランジットするわけです。 中国以外の国である可能性は排除できないかもしれません。 これはしばらく様子を注視したいと思います。

(資料)
РИА Новости (Feb.5 2014 - Белый медведь из новосибирского зоопарка нашел невесту в Китае)
СибКрай.ru (Feb.5 2014 - Новосибирский зоопарк отправил белого медведя в Китай)
НГС.НОВОСТИ (Feb.5 2014 - Белый медведь покидает Новосибирск ради невесты в Китае)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園、禁断・非公開のムルマお母さんと秘匿された2011年誕生個体の姿 ~ 闇に沈む深い謎
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園にモスクワ動物園から雄の幼年個体が到着 ~ 謎と暗黒の闇
ロシア・西シベリア ノヴォシビルスク動物園に移動したモスクワ動物園生まれの幼年個体の姿
by polarbearmaniac | 2014-02-05 18:30 | Polarbearology

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