街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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モスクワ動物園の誇るペア、シモーナとウランゲリのさらなる繁殖への挑戦

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シモーナ(奥)とウランゲリ(手前) 
(2013年10月4日撮影 於 モスクワ動物園)

2月27日は「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day)」 だったわけですが、欧米やロシアの動物園はこれにちなんだイベントを行っています。前倒しにして先週末にすでに行った動物園もあれば今週末に行う動物園もあるわけで、そういったイベントでのホッキョクグマたちの姿をご紹介したいと思っていますが、最近なにしろホッキョクグマ関連のニュースが多く、それらをご紹介するのに時間をうまくとれずに苦心していますが、なんとか順番にお伝えしたいと考えています。すでにハバロフスク動物園のゴシについてはご紹介しています。

ヴェチェルニャヤ・モスクワ (Вечерняя Москва) 紙の記者が「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day/Международный день белых медведей)」に、モスクワ動物園のホッキョクグマを取材し、同園のホッキョクグマ担当のエゴロフ主任の案内でシモーナとウランゲリのペアについていろいろ話を聞いた記事が報じられました。 内容はホッキョクグマについて基本的なことばかりであり、とりたててここであらためてご紹介するような内容ではないのですが、いくつかの点について述べておきましょう。 このエゴロフ氏というのはホッキョクグマの担当一筋のたたき上げの飼育員さんで、生きたホッキョクグマについての生き字引のような人であり私も何回が現地でお話しさせてもらったことがありました。エゴロフ氏が私に語ってくれた内容は私がシモーナやウランゲリに関して非常に参考になるものであり、私の過去の投稿にもそれを反映させてあります。この方は、ホッキョクグマたちが今何を考えているのかについて彼らを見ているだけで全てを察する人なのですが、ホッキョクグマたちは園内を訪れた人々の声のなかでもこのエゴロフ氏の声はちゃんと聴き分けてくれると言う内容を記者の取材にも語っています。このシモーナとウランゲリはタバコの臭いが嫌いなために、モスクワ動物園のホッキョクグマ担当チームの全員は非喫煙者だそうです。 以前に「モスクワ動物園のシモーナとウランゲリ、冬の日の同居映像」という投稿でもご紹介していますが、このシモーナとウランゲリの2011年の初めの同居映像を再度ご紹介しておきます。 そこで登場しているのがエゴロフ氏です。 音声はonにして下さい。 冒頭はCMです。



雌のシモーナについてはスタッフは彼女のことを「シムカ」という愛称で呼んでおり、彼女は6回の出産に成功しているとも述べています(全部で11頭か12頭だったと思います)。このシモーナが前回出産したのは三つ子であるわけですが、その子供たちを彼女から離したときはシモーナは泣いて食事を取るのを拒否したそうです。 エゴロフ氏もこのシモーナの母親としての優れた能力を非常に評価しているそうです。
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2月26日のシモーナ(手前)とウランゲリ(奥) Photo(C)Вечерняя Москва

今シーズンもシモーナとウランゲリは繁殖に挑戦するわけですが、エゴロフ氏の自信といったものが感じられます。 ここで一昨日のシモーナとウランゲリの同居の映像をご紹介しておきます。 冬でも雪のないモスクワ動物園というのは珍しいです。 それだけ暖かい冬ということなのでしょう。



(資料)
Вечерняя Москва (Feb.27 2014 - Косолапые Врангель и Симона отпраздновали свой день по-медвежьи)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園のシモーナ(1) ~ 偉大なる母の娘、やはり偉大なる母となる!
モスクワ動物園のシモーナ(2) ~ その初産への道のり
モスクワ動物園のシモーナ(3) ~ 豊かなる母性の輝き
モスクワ動物園のシモーナ(4) ~ 消息不明の息子は何処に? (上)
モスクワ動物園のシモーナ(5) ~ 消息不明の息子は何処に? (中)
モスクワ動物園のシモーナ(6) ~ 消息不明の息子は何処に? (下)
モスクワ動物園のシモーナとウランゲリ、冬の日の同居映像
秋の日のモスクワ動物園のシモーナとウランゲリ ~ 再び期待されるこのペアの繁殖
シモーナさん、三つ子の育児、本当に御苦労様でした! ~ 世界最高の偉大なる母の感じた脱力感
モスクワ動物園の誇る名ペア、シモーナとウランゲリの秋 ~ 来年の繁殖シーズンに向けて...
by polarbearmaniac | 2014-02-28 23:00 | Polarbearology

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