街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギがシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園へ繁殖目的で移動

a0151913_11545896.jpg
ヨギ Photo(C)dpa

欧州に特有な繁殖目的のための電光石火のホッキョクグマの移動が行われました。 ミュンヘン・ヘラブルン動物園で昨年12月に誕生した双子の赤ちゃんの父親である14歳の雄のヨギが昨日水曜日にシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園に移動しました。 これも欧州特有のやり方ですが、移動が完了してからこの事実が公表されたということです。 これは例のEEP (European Endangered Species Programme) による繁殖計画の一環としての位置付けであることをヘラブルン動物園とヴィルヘルマ動物園は示唆しています。

シュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園では2月に雄のアントンが不慮の事態で死亡し、残されたのは24歳の雌のコリンナです。 このコリンナはアントンとの間であのヴィルベアを出産しており、このコリンナの今年の繁殖シーズンのパートナーとしてミュンヘンのヨギがシュトゥットガルトに移動したというわけです。 ヨギの出張はもちろん繁殖行動期という期間限定であり、ヘラブルン動物園によればヨギは秋にはミュンヘンに帰還する予定だそうです。 ヘラブルン動物園によればヨギの移動には麻酔が使用されたそうで、シュトゥットガルトのコリンナの繁殖を可能とするという、やはり移動の緊急性をうかがわせます。 最近のヘラブルン動物園でのヨギですが、一頭で非常に寂しそうな様子がうかがわていたそうで、そういった彼の気分転換としても今回の移動は意味があると捉えられているようです。 最近のヘラブルン動物園でのヨギの様子を一つご紹介しておきます。



コリンナは24歳になっているものの出産・育児経験があるわけで、そういった雌を繁殖可能年齢の上限に近い年齢となっていてもさらに繁殖を狙わせようという果敢な試みは、やはり欧州らしいと言えましょう。

(資料)
Wilhelma (Pressemitteilungen / Mar.12 2014 - Eisbärmann aus München zieht vorübergehend in Stuttgart ein)
Tierpark Hellabrunn (Mar.12 2014 - Eisbär Yoghi zieht vorübergehend nach Stuttgart)
DIE WELT (Mar.12 2014 - Eisbärin Corinna bekommt Gefährten auf Zeit)
Abendzeitung München (Mar.12 2014 - Hellabrunn: Eisbär zieht aus)
Stuttgarter Zeitung (Mar.12 2014 - Liebesgrüße aus München)
Oberbayerisches Volksblatt (Mar.12 2014 - Yoghi macht dem Nachwuchs Platz)
SWR (Mar.12 2014 - Eisbär Yoghi soll Corinna Gesellschaft leisten)
Wochenblatt.de (Mar.12 2014 - Eisbär Yoghi aus dem Tierpark Hellabrunn zieht vorübergehend nach Stuttgart)

(過去関連投稿)
スウェーデン、オルサ・グレンクリット、ベアパークのヴィルベア、静かに 「偉大なる父」 となる日を待つ
ドイツ・シュトゥットガルト、ヴィルヘルマ動物園のアントン、飲み込んだ異物が原因で急死
by polarbearmaniac | 2014-03-13 12:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ハンガリー・ブダペスト動物園..
at 2017-03-25 21:00
ウクライナ・ムィコラーイウ動..
at 2017-03-25 13:00
ロシア北東部・サハ共和国、ヤ..
at 2017-03-24 15:00
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブル..
at 2017-03-23 20:00
男鹿水族館のクルミと豪太のペ..
at 2017-03-22 23:30
ハンガリー・ブダペスト動物園..
at 2017-03-21 20:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2017-03-21 18:00
ロシア・ノヴォシビルスク市の..
at 2017-03-20 19:00
デンマーク・オールボー動物園..
at 2017-03-19 20:30
チェコ・ブルノ動物園の「国際..
at 2017-03-19 00:30

以前の記事

2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin