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ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園のゲルダお母さんと雌の赤ちゃんの週末

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Photo(C)Комсомольская правда/Ильнар САЛАХИЕВ

ロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園で6歳のゲルダお母さんが昨年12月11日に産んだ雌の赤ちゃんですが公開開始されてから20日間ほどになり、やはり地元では人気が出てきているようです。 特に先週末は天気が良かったそうで、多くの人々が動物園を訪れゲルダお母さんと赤ちゃんの姿を楽しんだようです。
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Photo(C)ИТАР-ТАСС

ミュンヘンのヘラブルン動物園のように前もって一般公開開始日を決めてネットで発表し大々的にお披露目を行ったのとは違い、このノヴォシビルスク動物園では担当者の判断で親子を試験的に戸外に出し、そしてそれ以降は事実上はいつの間にか一般公開した状態に自然に持っていたわけで、こういうのがロシアの動物園では典型的なやり方です。 こういった自然なやり方は私は非常に好感が持てるように思います。 2011年暮れに生まれたモスクワ動物園のシモーナお母さんの産んだ三つ子の戸外初登場、そして同時に一般公開開始の場合などもまさにそうでした。 何日からシモーナお母さんと三つ子を外に出すかについては前もって決めておかず、担当者が「そろそろ出してみようか」と思った時が公開日といったわけです。 ただし何社かの限られたマスコミには当日に連絡があったらしく、彼らがその日に都合がつけば映像を撮りにくるといった感じだそうです。 日本(そしておそらくドイツやアメリカも)ではこのやり方はできないでしょう。 「何日から公開ですか?」といった問い合わせが多く動物園に対して寄せられて動物園側が対応に苦慮することになるからです。 しかしそれにしてもあのミュンヘンのヘラブルン動物園の場合はやはり少々異常ではないでしょうか。 あの初公開の瞬間のネット生中継は、そういったものを煽り立ててしまったたような印象があります。 それを遠い日本で見ていた私も私ですから偉そうなことは言えませんが。

さて、では先週末に地元のファンの方々の撮られたゲルダお母さんと赤ちゃんの映像のうち、めぼしいものをいくつかをご紹介しておきます。







この下の2つの映像は公開日から10日ほど後のもののようです。



それにしても、ヘラブルン動物園のジョヴァンナ母さんもノヴォシビルスク動物園のゲルダお母さんも、初産にもかかわらず実にしっかりとしています。 どっしりと構え、そして赤ちゃんたちへの目配りも怠りません。 自分が育てていくのだという自覚がはっきりと見てとれます。 「偉大なる母」となる資質十分と見ました。

(*追記 - 以下のような写真が初めてマスコミによって公開されています。 最初の登場の時なかなか外に出てこない赤ちゃんをゲルダお母さんが口にくわえて外に出したようです。 この行為は私の母親分類では「対象関与型」に該当します。 「情愛型」か「理性型」かは前者の要素が非常に強いものの後者の要素もあるといった感じでしょうか。
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Photo(C)Carters News Agency

それにしてもイギリスのデイリーメイル紙の3月26日の電子版記事は本当に情けないですね。 母親と父親の名前を取り違えて母親の名前をカイ(つまりクラーシンのこと)として、写真のキャプションにも本文にも何度も記述しています。 これはそもそも、カイとゲルダという2頭の名前お音感、語感でどちらが雌なのかは当然わかるはずです。) 

(資料)
Новосибирские новости (Mar.24 2014 - Как новорожденный медвежонок провел воскресенье в Новосибирском зоопарке)
Комсомольская правда в Новосибирске (Mar.24 2014 - Придумайте имя для маленькой медведицы!)

(過去関連投稿)
ロシア、ノヴォシビルスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ ロッシーの双子兄弟が父親となる
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で誕生の赤ちゃん、ゲルダお母さんと共に初めて戸外へ!
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で戸外に登場したゲルダお母さんと赤ちゃんの追加画像
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの戸外映像 ~ ゲルダとクラーシンの幼年時代
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの戸外映像追加 ~ 絵になる親子
ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園で誕生の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明
by polarbearmaniac | 2014-03-26 23:45 | Polarbearology

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