街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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エストニア・タリン動物園の雌の赤ちゃんノラの近況 ~ 貴重な雌のノラを手放さない予定のタリン動物園

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ノラ  Photo(C)Tallinna Loomaaed

バルト海沿岸の小国エストニアのタリン動物園で昨年11月24日にフリーダお母さんから誕生した一頭の雌の赤ちゃんはノラ (Nora) と命名された件までは前回の投稿で御紹介していました。 ホッキョクグマの赤ちゃん誕生と産室内での成長、そして母親との戸外登場と一般公開といった一連の過程については動物園サイドがHPなどで情報を公開したり、マスコミの取材などによって定期的に一般に対して情報が提供されるわけですが、いざ赤ちゃんが公開されるとそれ以降の様子について動物園はあまりネット上で情報を発信するということは少なくなる傾向が顕著です。 というのも、すでに一般公開が実現すれは、後はその赤ちゃんを実際に見に来てほしいといった意味もあるわけです。 こうなると遠方、特に別の国に住んでいるファンにとっては逆に情報を得にくくなるといったことがあるわけです。 赤ちゃんの成長を別の国にいても追いかけていくということは容易ではなくなります。 このタリン動物園の赤ちゃんのノラも、今後はそういった情報不足が予想されるわけですが私は今後もしぶとく成長を追い続けていくつもりです。 これはタリン動物園のノラに限ったことではありません。 外国のどこの動物園の赤ちゃんについても同じです。

さて、このノラの比較的最近の映像ですがエストニアのTV局のニュース映像をご覧いただきましょう。 この下の写真をワンクリックしていただいて開いたページで映像をご覧ください。
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(*後記 - 下に映像を貼り付けておきます。)


実は上の映像の中で園長さんが興味深いことを話しています。 それは、この赤ちゃんのノラはフリーダお母さんのもとで最低2年間一緒に暮らさせると発言しています。 3年後を目途にこのタリン動物園は新しいホッキョクグマの飼育展示場を新設する計画あそうですが、そこでは2家族(つまり2ペア)が暮らせるようにするそうで、そうなるとこのノラはフリーダお母さんとの同居は止めるものの、今後もタリン動物園に留まりフリーダお母さんと独立した形で将来の繁殖を担うことになるようです。 これはつまり、フリーダお母さんとその母親である故ヴァイダが同じこの動物園で飼育されてきたことと同じことが、今度はフリーダお母さんとその娘のノラという母娘にも実現するということになるのでしょう。 ノラを外国の動物園に移動させるつもりはないということを意味するわけです。 ノラは貴重な雌の個体ですから、手放さずにフリーダお母さんと一緒にタリン動物園で将来の繁殖を担うことになるようです。 このノラを手放してしまったら、果たしていつまたフリーダお母さんが雌の赤ちゃんを産むかはわからないないわけです。 現状では賢明なやり方だと思います。 日本にはアイラ、マルル、ポロロ、ミルクといった雌の若年・幼年個体がいて、それにさらにツヨシ、ピリカ、デアといった年長の雌の若年個体もいるわけで、雌の幼年・若年個体の存在の貴重さと有難味というものを我々はよくわかっていないわけですが、欧州などでは雌の赤ちゃんの誕生を非常に貴重に考えています。 タリン動物園もその例外ではないということです。

さて、また一つ映像をご紹介しておきます。 これはプレゼントされた雪の上でのフリーダお母さんとノラの姿の映像です。 下の写真をワンクリックして開いたページで映像をご覧ください。 冒頭はCMです。
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ホッキョクグマ舎はやはり大変な人垣のようです。この下の映像は一般の来園者が2日前に撮られたもののようですが、このネットと格子のために撮影に非常にてこずった様子があります。



やはりこの動物園の映像はマスコミの撮ったもののほうがきれいに映っています。 彼らは一応はプロだからです。 私もこのノラとフリーダお母さんには会いに行くつもりですので、今のうちから撮影の対策を練っているところです。 しかしやはり動画は難しいかもしれません。

(資料)
ERR.ee (Mar.29 2014 - Novembris loomaaias sündinud jääkaru sai nimeks Nora)
Delfi.TV (Mar.29 2014 - Jääkarupäev Tallinna loomaaias)
ERR.ee (Mar.31 2014 - Tallinna loomaaia jääkarutüdruk sai nimeks Nora)

(過去関連投稿)
バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんの生後36日目の映像が公開
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃん、間もなく生後二か月へ ~ 3月には戸外登場の予定
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃん、順調に間もなく生後2ヶ月へ
エストニアのタリン動物園でモニターカメラによる産室内ライブ映像が配信開始となる
エストニア・タリン動物園のヴァイダ逝く ~ 自分の娘が母となったことを見届けたかのような死
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃん、順調に生後73日目となる
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エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃん、フリーダお母さんと共に遂に戸外に登場!
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんとフリーダお母さんの戸外初登場の追加映像
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんの性別への予想 ~ 95% の確率で雌だと考えている同園
エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんの性別が 「雌(メス)」 と判明し、「ノラ」 と命名される
by polarbearmaniac | 2014-04-07 02:00 | Polarbearology

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