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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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「リラ冷えの街」 のホッキョクグマたち、その夕方の姿

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実は今日は札幌にいるつもりではなかった。 帯広か釧路に行くつもりだった。 これにはいろいろと説明が必要である。
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羽田から旭川、帯広、釧路への最終便の出発時間が一年ほど前から早まってしまい、金曜日夜の最終便に搭乗できなくなってしまった。 だから旭川、帯広、釧路へは土曜日に札幌から日帰りで行くことになるのだが、今回は帯広に行くか釧路に行くかは未定のまま昨夜札幌に来てしまった。 どちらに行くかは朝ホテルを出た時の気分で決めようと考えていた。 帯広ならば札幌駅発07:02 のJR特急スーパーおおぞら1号、釧路ならば丘珠空港発08:05 のHACの釧路行きである。  実は仕事で最近非常に重要な案件があって海外との連絡が不可欠であるため私は最近、仕事を開始するのが日本の始業時間で終了が北米東部時間の終業時間という厳しい状況になっている。 しかし報酬の悪くない仕事なので自分では喜んでやっているつもりである。 だから最近は金曜日夜はさっさと羽田から週末の目的地に先に移動してホテルで朝方まで仕事をするようになっている。 昨日もそうだった。 そのため、昨夜は札幌のホテルでベッドに入ったのが午前4時半過ぎだった。
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一時間半ほどして確かに午前6時に目覚まし時計が鳴り私は目が覚めたが大変疲れていたためか、そのまま再び眠りこけてしまい、次に目が覚めたのは午前11時だった。 これでは帯広も釧路も無理である。 どうしようかと考えたが、やはりララやデナリの顔を見たくなってきた。
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午後3時過ぎにようやく円山動物園にやってきた。 今日は非常に寒い。 先日のサンクトペテルブルクに負けないほどの寒さである。 しかも霧雨が降っていて風もある。 北海道は非常に暖かくなったと聞いていたが、昨夜といい今日といい、まるで季節がひと月も前に戻ったような寒さである。 マフラーを持ってくるのだった。
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デナリ大将、非常に体の色艶が良いように見える。
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今年のオレの仕事は無事終わったということなのだろう。
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「仕事師デナリ」である。
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キャンディも体がとても白く見える。
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豊橋との契約延長がなされたそうだが、私にはどうも今年の3~4月頃の状況には腑に落ちない点を感じていた。 デナリとララと先に同居させるのか、このキャンディと先に同居させるのか、何か軸足の定まらないまま繁殖行動期に突入してしまったような感じがした。 確かララとの同居から始まったはずだが、豊橋との契約延長問題があったためかどうかは知らないが、どうもその後のステップも確固とした方針があったようには見えなかった。 もちろんそれは人聞きの情報なので私には正確にこの件について述べる資格はない。
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キャンディの札幌滞在の契約延長なら延長と、年初からちゃんとその方針で動くべきだったように思う。 豊橋に返すならば返すで、その後このキャンディの繁殖をどうするかについて全国規模でのスキームが構築され、そしてその中で決められねばならなかったように思うのだ。
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偉大なるホッキョクグマとなったララである。 「世界のララ」である。
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近年、彼女はこの季節になってやや体が豊饒になる傾向が出てきたように思う。 その分、非常に貫禄を感じさせるようにもなっている。
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ララは今後「カリスマ性」を備えた崇高なホッキョクグマになっていくのか、それとも「聖母的」な慈愛に輝くホッキョクグマになっていくのかは予想がつかない。 雌のホッキョクグマが出産を重ねて偉大なる母になった場合、さらにこのどちらの傾向により大きく進むのかはタイプが二つあるように思う。 前者のようなタイプはウスラーダが典型である。 しかし私には彼女は後者のタイプ、つまり慈愛を忘れない母性に溢れたホッキョクグマであり続けて欲しいと思う。 ウスラーダとララとの比較で言えば、前者は「女帝」 であり後者は「聖母」 という感じになるだろうか。 26歳のウスラーダはすでに「女帝」の域に達している。 ララが今後二十代になった時、やはりウスラーダのような「女帝」になるのか、それとも「聖母」になるのかということである。 後者のほうが望ましいと思う。 近年のウスラーダを見ていると「私は偉大なのだ」という雰囲気を周囲に漂わせている。つまり現在のウスラーダはこのララとはかなり違う雰囲気を持ったホッキョクグマである。 しかし私は案外このララは、現在のララからイメージを一転してしてウスラーダのような「女帝」の方向に行く可能性もあるような予感もしている。 母親としてのララには情愛があるが、しかし同時に彼女は非常にプライドも高いのである。 だから意外にも彼女が「女帝ララ」となる可能性は否定しきれないように思っている。 まあいずれにせよ、その域に歩むことを許された雌のホッキョクグマは世界に片手の指の数しか存在しない。 ララは間違いなくそのうちの一頭である。
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実は二日ほど前、今日使用しているAF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR という新発売のレンズを購入した。 今までのAF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR が非常に重いので、今回発売になった新しい軽いレンズが欲しかったからである。 F値が望遠側で5.6から6.3へと暗くはなるがD5300 の高感度特性の優秀性を考えれば問題ないと考えたからである。 ところが一つ大きな問題があることわかった。 新製品の18-300mm はニコンのカメラとレンズで使用できるはずの「自動ゆがみ補正」が機能しないのである。 これには参ってしまった。 やはりこの新製品はNikkor のレンズとはいえ実際はタムロンがOEM供給したレンズだという話は本当のようだ。 ニコンはタムロンに対して「自動ゆがみ補正」が機能すべくカメラとレンズの間のプロトコールをタムロンに開示しなかったようだ。 だから「純正レンズ」にもかかわらす新製品の18-300mm では「自動ゆがみ補正」が機能しないのだろう。 そんなことはニコンのHPの18-300mmの新製品紹介には何ら記載されていない。 これは問題だろう。 ニコンのレンズには「純正レンズ」と「準正レンズ」があるということなのだろう。

Nikon D5300
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
(May.17 2014 @札幌・円山動物園)
by polarbearmaniac | 2014-05-17 23:45 | しろくま紀行

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