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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの16頭目の赤ちゃんは雌(メス)と判明

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ウスラーダの16頭目の赤ちゃん 
(2014年5月3日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園で昨年12月6日にウスラーダお母さんから誕生した16頭目の赤ちゃんですが本日の金曜日にレニングラード動物園より正式発表があり、性別は雌(メス)とのことです。 それから同時にこの赤ちゃんの名前の公募についてその応募方法も発表しています。 同園のホッキョクグマ展示場に箱を設置して、この赤ちゃんの名前と応募した人の連絡先を書いた用紙を入れてもらうという、ごく平凡なやりかたです。 私はこれが一番いいだろうと思います。 やはり実際にこの赤ちゃんを自分の目で見て、そしてそこで名前を応募するというのが自然でしょう。 ネットでの応募というのは私はあまり賛成できません。 本日6月27日から7月11日まで受け付けるとのことです。
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの16頭目の赤ちゃんは雌(メス)と判明_a0151913_036531.jpg
(2014年5月3日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

さて、やはり雌(メス)だったかという感じです。 私は赤ちゃんの顔つきや体つきなどよりも、その赤ちゃんの行動、そして母親がどうその赤ちゃんに接するかによって性別を予想するということに最近では非常に凝っています。 昨年の札幌でのマルルとポロロについても、ララお母さんがどうこの双子に接するかということに注意を集中して見ていたわけですが、ララの場合はマルルとポロロに対して母親としての権威を振りかざすのではなく、どこかまるで友達か仲間であるようにこの双子に接していたのを見て、これは母親が息子ではなく娘に接するやり方なのだろうという考え方に至ったというわけでした。 ですからマルルとポロロの行動の違いは性別の違いではなく性格の違いから生じているということもわかったわけで、案の定あの双子は雌の双子だったというわけでした。 このウスラーダの16頭目の赤ちゃんについては私は5月初めに実際に現地に飛んでよく観察できたのですが、その時に性別の予想というものに焦点を当てて投稿したのが「ウスラーダの16頭目の赤ちゃんの行動が示すその性別の予想」という投稿でした。 この今回の赤ちゃんの性別予想は比較的簡単だったと思っています。
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの16頭目の赤ちゃんは雌(メス)と判明_a0151913_0361962.jpg
ウスラーダ親子 
(2014年5月3日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

さて、この赤ちゃんが一般公開される直前の投稿で私は今までの15頭のウスラーダの子供たちの姿を全てご紹介したことがありました(「ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の女帝ウスラーダの15頭の子供たちの姿」)。 この15頭の子供たちのうちで今まで雌は3頭だけだったわけです。 その雌の3頭については「女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜」という投稿をご参照下さい。 ウスラーダは年齢を重ねるにつれて「男腹」となったように思いましたが、とうとう13年ぶりに雌を生んだというわけです。 今までの三頭の娘たち、つまりシモーナ、コーラ、リアはいずれも繁殖に成功しています。 特に長女シモーナ(モスクワ動物園)は、今や母親としての最絶頂期にあるわけで育児の技量としては自らの母親であるウスラーダをいくつもの点で凌駕するにまでに至り、世界最高の母親の一頭であるといっても過言ではないほど偉大なホッキョクグマとなっているわけです。 この点については以前の投稿である「モスクワ動物園のシモーナ、過去の映像に見るその母親像の 『絶対的』 かつ 『不動』 の存在の安定感」をご参照下さい。 このシモーナについてもその他に今まで私は多くの投稿を行ってきました。 今回のこのウスラーダの16頭目の赤ちゃんは久方ぶりのウスラーダの娘であり、やはり偉大なる母への道を歩むことは十分に期待できるでしょう。 この雌の赤ちゃん、いったいどの動物園に行くことになるかに注目が集まります。 個人的にはこのサンクトペテルブルクにできる新動物園でウスラーダの後継熊になってほしいと思っています。 しかし私はそんなことよりも、今年は現地でさらに可能な限りこのウスラーダ親子に会っておきたいと考えています。
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レニングラード動物園のホッキョクグマ展示場を見つめる来園者
(2014年5月3日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

(資料)
Ленинградский зоопарк (Новости / Jun.27 2014 - Конкурс на лучшее имя для белого медвежонка)
Mail.Ru (Jun.27 2014 - Белый медвежонок в Ленинградском зоопарке оказался самочкой, теперь ей ищут имя)
Медиа-Диалог (Jun.27 2014 - В Ленинградском зоопарке определили пол белого медвежонка)

(過去関連投稿)
女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの歩む道 ~ 再説: 繁殖可能年齢上限
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園で26歳の女帝ウスラーダが16頭目の赤ちゃんを出産!
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの赤ちゃんの産室内映像が公開される
ロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園がウスラーダの赤ちゃんの産室内映像を一挙に公開
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園の女帝ウスラーダの15頭の子供たちの姿
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの16頭目の赤ちゃんが遂に戸外へ!
グランド・ホテル・ヨーロッパからレニングラード動物園へ ~ ウスラーダの一家との再会
帝王メンシコフ、その偉大さへの限りなき称賛
ウスラーダの16頭目の赤ちゃんの行動が示すその性別の予想
ウスラーダの母性とは何か? ~ 魅せられる芯の強さと筋の一本通った強靭なる母親の姿
ロシア・サンクトペテルブルクに記録的な暑さ到来 ~ 果物を楽しむホッキョクグマたち
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダ親子の関係に深く切り込んだ映像
ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園のウスラーダの16頭目の赤ちゃん、10月に移動か?

(*以下シモーナ関連)
モスクワ動物園のシモーナ(1) ~ 偉大なる母の娘、やはり偉大なる母となる!
モスクワ動物園のシモーナ(2) ~ その初産への道のり
モスクワ動物園のシモーナ(3) ~ 豊かなる母性の輝き
モスクワ動物園のシモーナ(4) ~ 消息不明の息子は何処に? (上)
モスクワ動物園のシモーナ(5) ~ 消息不明の息子は何処に? (中)
モスクワ動物園のシモーナ(6) ~ 消息不明の息子は何処に? (下)
ホッキョクグマ親子達の昼寝姿 (3) ~ シモーナ親子
シモーナの夏の日の午後 ~ くつろいだ日常の姿
シモーナ、その姿の変わらぬ端麗さ
モスクワ動物園の「良妻賢母」シモーナ ~ 母親のウスラーダに似た顔立ち
秋の日のモスクワ動物園のシモーナとウランゲリ ~ 再び期待されるこのペアの繁殖
モスクワ動物園のシモーナの夏
モスクワ動物園のシモーナとウランゲリ、冬の日の同居映像
モスクワ動物園のシモーナ、その日常の姿(1) ~ 遠征での映像より
モスクワ動物園のシモーナ、その日常の姿(2) ~ 遠征での映像より
「情愛型」 と 「理性型」、「対象関与型」 と 「対象非関与型」 のそれぞれの母親像の違いを探る
理性のウスラーダと情愛のシモーナ ~ 偉大なるホッキョクグマ母娘の性格の違い
by polarbearmaniac | 2014-06-27 23:15 | Polarbearology

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