街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の入園者数が新記録達成を視野に入れる ~ ジョヴァンナ親子の寄与

a0151913_2243743.jpg
ネラとノビ Photo(C)Marc Müller/Tierpark Hellabrunn/dpa

昨年12月9日にジョヴァンナお母さんから誕生した雌のネラと雄のノビの双子の赤ちゃんの大人気により入園者数が絶好調を維持し続けているのがミュンヘンのヘラブルン動物園です。 この動物園が開設されてからもう102年になるそうですが、今年2014年(これは会計年度でしょうか?)の入園者数が予想では過去最高の200万人となるだろうという見通しが出ているようです (過去最高は設立100周年だった2011年の180万人だそうです)。 年間パスの売り上げが前年同時期比の25%増となっているのが同園の好調ぶりを如実に示しているようです。

この好調の最大の原因は言うまでもなくホッキョクグマの双子であるネラとノビであることは間違いありません。 産室内のモニターカメラが捉えた出産の瞬間のカラー映像やその後の産室内でのこの親子の様子はホッキョクグマの繁殖に対する啓蒙的・教育的な情報が発信されただけでなく、その後の一般公開についてのネットでのライブ映像配信やマスコミの報道など情報発信尾の巧みさと威力を見せ付けた結果となっています。 ごく最近のネラとノビの姿を見ておきましょう。



ヘラブルン動物園の入園者増加はホッキョクグマの双子の存在だけではなく、キリンやペンギンなどいくつかの動物の展示場が拡張整備されて新しくなったということも寄与していると考えられているようです。 ホッキョクグマの赤ちゃんだけが来園者を引き付けるものではないというのも当たり前の話です。 入園者数を増やすためにはホッキョクグマの赤ちゃんが必要だと考えてホッキョクグマの繁殖に熱心になること自体は間違いではありませんが、動物園をいかにして魅力的にしていくか、いかにして動物園の価値を高めるかというような高所からの視点が必要でしょう。 その点でこのヘラブルン動物園の取り組みが欧州でも非常に評価されているそうです。 そういったことはこれからまだまだネラとノビの成長を追い続けていく過程で折に触れて投稿していきたいと思っています。

(資料)
Süddeutsche Zeitung (Jul. 9 2014 - Tierpark Hellabrunn erwartet Besucherrekord)
Abendzeitung München (Jul.9 2014 - Tierpark Hellabrunn zieht Bilanz)
DIE WELT (Jul.10 2014 - Bärenstarker Erfolg in Hellabrunn)

(過去関連投稿)
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園でジョヴァンナお母さんの出産の瞬間の画期的なカラー映像が公開
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃんの産室内映像 ~ 及び出産映像完全版
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園の産室内カラー映像の秘密 ~ 赤外線映像のカラー化処理か?
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、いとも簡単に最初の関門を突破
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、誕生9日目の産室内映像が公開
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、誕生9日目の追加の産室内映像が公開
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、順調に生後2週間が経過
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、順調に生後3週間が経過
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、無事に生後一か月が経過
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、生後一か月を経て眼が開き始める
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園の双子の赤ちゃんの生後36日目の映像
ドイツ・ミュンヘンのヘラブルン動物園の双子の赤ちゃん、順調に生後40日が経過
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃん、順調に赤ちゃんが生後52日が経過
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃん生後2ヶ月が経過 ~ 父親同居をも狙う同園
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃんの性別判定が行われる ~ 雄・雌と判明
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃん、元気に生後10週間が経過
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のジョヴァンナお母さん、野菜サラダで本格的給餌再開への準備
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃん、ジョヴァンナお母さんと共に戸外に初登場
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園で誕生の双子の赤ちゃんの初公開の模様がドイツからライブ中継
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃんが一般公開後に大人気 ~ 人気の秘密は何か?
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃんの人気で、園内売店でグッズが爆発的な売れ行き
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃんを見守る人々
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園の双子の赤ちゃんの名前が 「ネラ」 と 「ノビ」 に決まる
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のネラとノビの双子の人気衰えず ~ ドイツと日本の意識の違い
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園、ネラとノビの夏の日 ~ 雌が雄より活発な双子の事例
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のジョヴァンナ親子が遂に岩場のある大きな展示場に登場
by polarbearmaniac | 2014-07-11 00:30 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

アメリカ・コロンバス動物園の..
at 2017-04-27 11:00
ロシア極東・沿海州、ハバロフ..
at 2017-04-27 00:30
チェコ・ブルノ動物園の一歳半..
at 2017-04-26 00:30
ベルリン動物園 (Zoo B..
at 2017-04-25 00:30
モスクワ動物園の二歳半の雄(..
at 2017-04-24 01:30
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-04-24 00:30
オランダ・ヌエネン、「動物帝..
at 2017-04-23 00:30
ベルリン動物公園で死亡した赤..
at 2017-04-22 01:00
ロシア・シベリア中部、クラス..
at 2017-04-22 00:30
アメリカ・コロンバス動物園の..
at 2017-04-21 12:00

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin