街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ノルウェー、スヴァールバル諸島で廃棄物の漁網にからまれて動けないホッキョクグマが発見される

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Photo(C)Christian Nicolai Bjørke/Svalbardposten

固難しくて考察が必要な興味深い話題ならばいくつかあるのですが真夏ですのでそれは後日にいたしたく、今回はまたホッとするニュースをご紹介しておきます。 先日、ノルウェーのスヴァールバル諸島で首にナイロンの紐が巻きついたホッキョクグマが救助された話題を投稿しています。 スヴァールバル諸島ではボランティアを中心にこのところ海岸に流れ着いた廃棄物の回収作業が行われていたわけですが、そういった作業の中で遭遇したのは漁船から捨てられたと思われる漁網にからまって動けなくなってしまった一頭のホッキョクグマの若年個体だったそうです。 (*追記 - 詳しい報道では最後までからみついた漁網は、下の写真のようにこのホッキョクグマの左耳にひっかかっていたそうです。)
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こういった大きさの漁網は170キロほどの重さがあるらしく数時間このホッキョクグマはからまって、もがいていたそうで、前回同様ノルウェーの極地研究所 (Norsk Polarinstitutt) がヘリコプターでこのホッキョクグマの救助に向かい、上空から麻酔銃を発射しようとした瞬間、そのホッキョクグマの耳は幸運にもうまく漁網からはずれ、そしてそのホッキョクグマは大急ぎでその場を離れたそうです。 その様子をノルウェーのTV局が映像として公開していますので下の写真をワンクリックしていただいて開いたページでご覧下さい。 体が自由になったホッキョクグマは一目散に走って逃げています。 見ている者としてはホッとします。
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こういった漂流物・廃棄物はホッキョクグマの生態に悪影響を与えているだけでなく自然環境の破壊に繋がっていますので対策が必要なわけですがなにしろこれといった決め手がありません。 ゴミが出ないように我々の普段の生活スタイルを考え直さねばならないわけです。 航空会社に荷物を預けるときにビニールで荷物を覆うというような日本の航空会社の国内線のサービスなど直ちに廃止すべきでしょう。 カバンやスーツケースは中身を保護するものであって、そのカバンやスーツケースそのものをまたビニールをかけて保護するなどという馬鹿げたことをやっているのは日本だけです。 ゴミを増やすだけです。

(資料)
Nordnytt (Jul.29 2014 - Isbjørnen havnet i søppelgarnet)
TV 2 (Jul.29 2014 - Her sitter isbjørnen fast i fiskenoten på Svalbard)
(*追加資料)
Svalbardposten (Jul.29 2014 - Her drar isbjørnen 170 kilo not – etter øret)

(過去関連投稿)
ノルウェー、スヴァールバル諸島で首にナイロンの紐が巻きついたホッキョクグマが救助される
by polarbearmaniac | 2014-07-30 23:45 | Polarbearology

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