街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ 話題の光が当たらずとも良好な飼育環境

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グーリャ Photo(C)

ロシア・西シベリアの都市オムスクの近郊のボリシェリェーチェ動物園といえばロシアでは珍しい田園地帯にある動物園であり、そこに1頭で暮らす推定24歳になる雌のグーリャ (Гуля – 正式には Гулина - グリーナ) については過去数度投稿しています。 彼女については非常に情報が少なくほとんど話題の光のあたらないホッキョクグマであり、「幻のホッキョクグマ」 の称号を彼女にも与えたいほどです。
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グーリャ Photo(C)Отзовик

この野生出身のグーリャの幼年期については「ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの『ホッキョクグマの日』 ~ 悲劇の幼年期の記憶」という投稿で述べた通りです。 ともかく彼女は下の写真でも再びご覧いただけるように現在ロシアの動物園で暮らすホッキョクグマの中で最も、そしてさらに言えば日本中の動物園で暮らすホッキョクグマたちの誰よりも恵まれた環境で暮らしているでしょう。 なにしろ地面はコンクリートではなく土ですし、冬になれば雪が積もります。 大きな池があってそこで泳ぐことができます。 こういう環境は非常に幸いだと思います。 
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ボリシェリェーチェ動物園のホッキョクグマ飼育展示場
Photo(C)Obzor.westsib.ru
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Photo(C)fotki.yandex.ru/Евгения

今回はグーリャに関する特別のニュースがあったわけではないものの彼女の最近の姿を捕えた何枚かの写真がありましたので、それをご紹介することで彼女の近況を確認しておきたいという意味での投稿です。
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グーリャ Photo(C)

日本にもかつて話題にもならず忘れ去られたように光の当たらないホッキョクグマというのはいたわけです。 最近ではなんといってもレオマ・アニマルパークで暮らしていた故クーニャでしょう。 現在ではクーニャの娘たち、孫たちに当てられる光はまばゆいばかりのものであるのが何と言っても皮肉な話かもしれません。 ララやルルというホッキョクグマを理解するためのカギは全てクーニャにあったと言っても過言ではないわけです。 しかし同じように光が当たらないといってもこのグーリャとクーニャの違いは、前者は環境の良いところで暮らしているのに対して後者は全くそうではなかったという点です。 ともかくこのグーリャについてはせめてこのブログでだけでも光を当ててやりたいと思っています。

(資料)
Мистер Фогг (Большеречье)
Отзовик (Jun.2 2014 - Большереченский зоопарк (Россия, пос. Большеречье) - Очень большой и чистый зоопарк)
Омская область на карте (Большереченский зоопарк Белый медведь)
Obzor.westsib.ru (Jul. 25 2011 - Зоопарки России-1. Большереченский зоопарк)

(過去関連投稿)
ロシア・西シベリアのオムスク近郊、ボリシェリェーチェ動物園に暮らすグーリャ ~ 人間への不信と無関心
ロシア・西シベリアのボリシェリェーチェ動物園で飼育のグーリャに 「ホッキョクグマの日」 が開催予定
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの「ホッキョクグマの日」 ~ 悲劇の幼年期の記憶
by polarbearmaniac | 2014-07-31 23:45 | Polarbearology

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